5月に入り、“Sell in May and go away, don’t come back until St Leger day”(5月に売って、9月半ばのセントレジャー・デーまで市場に戻ってくるな)という相場格言が意識されます。過去には、2013年5月には日経平均が1日で高値から9%超下落した5.23などもあり、5月からの相場は弱いイメージがあります。
しかしながら、2015年-2024年の直近10年間の月次騰落率をまとめると、S&P500は7月に10年間負けなし、(5月に売却し9月に買い戻すまでの)6月-8月のパフォーマンスも8勝2敗と好調に推移ししており、セルインメイの格言は過去のものとなっているかもしれません。
日経平均でも6月-8月は7勝3敗と勝ち越しており、仮に5月に下落したとしても押し目買いとの機会と考えた方が良さそうです。