JGBトレーディングフロア(2023年12月8日)

債券相場は続落。日銀の早期政策修正観測の強まりで、前日に続いて売り圧力が続いたが、この日の日銀国債買入れオペで長期・超長期ゾーンの応札倍率が低い結果となったことが、買戻しのきっかけとなり、午後からは下げ幅を縮めた。次回18、19日に開く金融政策決定会合での政策変更が再度意識されているようだが、需給面ではオペ結果からも流動性の低下が目立ち、積極的には売りづらいとの見方も聞かれた。

【メモ】
☆日銀買入オペ1-3年3750億円、3-5年4500億円、5-10年5250億円、10-25年1500億円。応札倍率は、1.57、2.33、1.13、1.01倍。


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
光世証券株式会社
金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会

JGBトレーディングフロア(2023年12月7日)

債券相場は大幅安。前日の米金利低下を受けて高く始まったものの、この日の30年債入札が低い金利水準から低調になることが警戒され、先物が中心に売り圧力が掛かった。また入札に前後して、この日の植田日銀総裁の国会答弁での内容が再び政策修正観測を強める形となり、その結果、午後に発表された30年債入札は記録的な不調となり、幅広い年限で売りが強まった。短期ゾーンの金利の上昇で、来年の早い段階での利上げも幾分織り込む動きが出てきていることから、無風とみられていた次回の日銀政策決定会合もにわかに注目度が高まってきているようだ。

【メモ】
☆30年債入札(80回、CPN1.8%)落札結果
最低落札価格102円35銭(0.707%)、平均落札価格103円55銭(0.697%)、応札倍率2.62倍(前回3.60倍)、(事前予想価格103円70銭)
☆植田日銀総裁答弁(参議院財政金融委員会)<出所:Bloomberg>
(さまざまな不確実性が高い状況の下)「チャレンジングな状況が続いているが、年末から来年にかけて一段とチャレンジングな状況になる」、「丁寧な説明、適切な政策に努めていきたい、「物価目標達成の見通しが立つようになれば、マイナス金利の解除、YCCのフレームワークの見直しが視野に入ってくる」、(マイナス金利解除後の金利水準)「現時点でこういう姿であるというふうに決め打ちしたものを、心の中に持ってるというわけでは全くない」、(物価目標の持続的・安定的な実現について)「十分な確度を持って見通せる状況にはなお至っておらず、今後、賃金と物価の好循環が強まっていくか注視していくことが重要」、「粘り強く金融緩和を継続することで経済活動を支え、賃金が上昇しやすい環境を整えていく」、「 国民からの批判的な意見増えている、インフレ・円安を反映」、「物価上昇が個人消費の足を引っ張っていることは重々承知」、「 当座預金付利使う場合の利上げ、マイナス0.1%を例えばゼロや0.1%に引き上げる」など。


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JGBトレーディングフロア(2023年12月6日)

債券相場は上昇。 米長期金利が、JOLTS10月求人件数の予想を下回る減少により、利下げ期待の高まりから低下した流れを受けて買いが先行した。その後、明日の30年債入札を控える中、超長期債の低い金利水準に対する警戒感が上値を抑え、高値圏でのもみ合いとなった。この日、氷見野日銀副総裁が、大分での金融経済懇談会で金融政策正常化(出口戦略)の影響に言及したことが、一部で金融引き締めの地ならし的な意味合いと捉える向きもあったようだが、相場への影響は限定的だった。

【メモ】
☆氷見野日銀副総裁講演
最近の金融経済情勢と金融政策運営 ── 大分県金融経済懇談会における挨拶 ──


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