債券相場は下落。18、19日に開く日銀金融政策決定会合でマイナス金利政策を解除することを示唆する報道が相次いだことを受け、売りが優勢だった。特にYCCの撤廃と新たな量的枠組みの検討報道は、比較的目新しい内容だったこともあり、長期債・超長期債への売り圧力が高まったようだ。もっともマイナス金利解除について市場は、織り込みつつあることやまた15日の春闘の回答集計を見極めるべく様子見ムードの高まりによって下値は限られたようだ。なお先物の中心限月は6月限に移行した。
【メモ】
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債券相場は下落。18、19日に開く日銀金融政策決定会合でマイナス金利政策を解除することを示唆する報道が相次いだことを受け、売りが優勢だった。特にYCCの撤廃と新たな量的枠組みの検討報道は、比較的目新しい内容だったこともあり、長期債・超長期債への売り圧力が高まったようだ。もっともマイナス金利解除について市場は、織り込みつつあることやまた15日の春闘の回答集計を見極めるべく様子見ムードの高まりによって下値は限られたようだ。なお先物の中心限月は6月限に移行した。
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債券相場は超長期債を中心に下落。次回の金融政策決定会合(3/18~19)でマイナス金利政策を解除するとの観測が強まり売りが優勢だった。一方、日銀が行ったこの日の定例の国債買い入れオペが需給面での下支えとなり、先物が前日比横ばいで引けるなど、中・長期債の下値は限定的。米雇用統計発表を控えていることもあり、参加者が限られた印象だった。ただ夕方に、時事通信社が日銀がYCCを撤廃して新たな「量的」枠組みを検討するとの観測報道が流れ、先物夜間取引で146円を割れる水準まで下落した。
【メモ】
☆日銀買入オペ1年以下1500億円、1-3年3750億円、3-5年4250億円、5-10年4750億円。
応札倍率は、3.06、2.33、2.42倍。
債券相場は下落。3/18、19日に開く金融政策決定会合でマイナス金利政策を解除するとの観測が強まる中、朝方発表された1月の毎月勤労統計調査(速報)で、物価変動の影響を除いた実質賃金が前年同月比0.6%減と市場予想1.5%減を上回り、マイナス幅が13カ月ぶりの水準に縮小したことや、この日、島根県金融経済懇談会で挨拶を行った中川審議委員が「日銀の物価見通し実現の確度が少しずつ高まっている」としたこと、また植田総裁も国会答弁で「物価目標実現見通せれば、大規模緩和の修正を検討」、「物価目標実現の確度、引き続き少しづつ高まっている」と発言したことなどが売りにつながった。2年債が0.19%に上昇したほか、この日の30年債入札が不調に終わったが、一方で長期金利は2ベーシス上昇の0.730%、先物は19銭安と下げ幅は相対的に限られたようだ。一部でマイナス金利解除後の利上げパスがまだ見通せていないか、物価目標実現が相当緩やかな状況になるとの見方が長期金利の上昇を抑えているとの声も聞かれた。
【メモ】
☆30年債入札(81回リオープン、CPN1.6%)落札結果
最低落札価格96円30銭(1.790%)、平均落札価格96円67銭(1.770%)、
応札倍率2.93倍(前回3.18倍)、(事前予想価格96円55銭)
債券相場は下落。日銀政策決定会合での政策修正観測が強まる中、MUFGの市場事業本部長が3月のマイナス金利政策解除の可能性を指摘したことが材料視され売りが優勢だった。またこの日の夕方、時事通信社が「この3月の金融政策決定会合で、一部出席者がマイナス金利政策の解除が妥当だと意見表明する見通し」と伝わり、先物が夜間取引でさらに15銭ほど安い146円20銭台に下落している(16:05)
【メモ】
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債券相場は上昇。朝方発表の2月の東京都区部CPIの伸び率が、日銀が目標とする2%を超え、事前予想も上回ったことで売りが先行したが、警戒されていたこの日の10年債入札を無難に通過したことで買い安心感が広がった。それでも、3/18-19で行われる日銀政策決定会合での政策修正観測が意識され、長期金利の0.6%台や先物の146円50銭台では買いの勢いも限られたようだ。
【メモ】
☆10年債入札(373回リオープン、CPN0.6%)落札結果
最低落札価格98円88銭(0.772%)、平均落札価格98円92銭(0.718%)、応札倍率3.24倍(前回3.65倍)、(事前予想価格98円88銭)
☆2月東京都区部総合CPI前年同月比+2.6%(前月+1.6%)、コアCPI 前年同月比+2.5%(前月+1.6%)。
昨年2月分から価格に反映された政府の電気・ガス価格激変緩和対策事業による押し下げ効果が剥落。