JGBトレーディングフロア(2024年6月18日)

債券相場は下落。米国で長期金利が需給悪化懸念で上昇した流れを引き継ぎ売りが優勢だった。7月の日銀会合で国債買い入れ減額計画の決定をはじめ、追加の利上げ観測などがある中で、少なくとも当面の金利低下シナリオは描きにくく、この日は高値警戒感が強まった。特に前日に超長期債が先行して売られたことがセンチメントを悪くしたとの声も聞かれた。この日実施された定例の国債買い入れオペでは、対象となる全年限の買い入れ額を前回オペから据え置き、オペ結果もおおむね無難な結果。

【メモ】
☆日銀買入オペ1-3年3750億円、3-5年4250億円、5-10年4250億円、10-25年1500億円。
応札倍率は、2.36、2.11、2.82、2.41倍。


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
光世証券株式会社
金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会

JGBトレーディングフロア(2024年6月17日)

債券相場は先物と短中期債が上昇。フランスの政治懸念からリスク回避が広がり、独・米の金利が低下した前週末の流れを引き継いだ。一方、日銀が14日の金融政策決定会合で国債買い入れ減額の具体案を先送りしたことによる不透明感が相場の重しとなっており、超長期債は下落した。

【メモ】
☆マクロン仏大統領は前週、欧州議会選挙での惨敗を受けて6月30日と7月7日の2段階に分け国民議会(下院)選挙を実施すると表明。世論調査でポピュリストのルペン氏率いる極右政党・国民連合(RN)が高い支持率を集めており、フランスの財政・金融システムや欧州全体の政治リスクに発展する可能性が警戒されている(出所:bloomberg News)


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JGBトレーディングフロア(2024年6月14日)

債券相場は大幅高。日銀がこの日の金融政策決定会合で長期国債買い入れの減額方針を決めた上で、今後1-2年程度の具体的な減額計画は市場参加者の意見を聞いて次回会合で決めると発表したことを受け、目先の需給不安が後退し買いが優勢となった。植田総裁はかねてより「国債買い入れは能動的な政策手段として用いない。政策的に動かすと市場で投機的な動きを引き起こし、政策運営が困難になるリスクがある」と述べており、今回の政策では長期金利の上昇や為替相場の円安変動をおおむね抑えることに成功したようだとの声も聞かれた。ただ一方で、7月の会合に向けて「その時までに出る経済、物価に関するデータや情報次第で、短期金利を引き上げ、金融緩和度合いを調整することは当然あり得る」とも述べており、今回の決定による金利低下は長く続かないとの見方も少なくはないようだ。

【メモ】
☆植田総裁会見(出所:Bloomberg News)
【7月利上げ観測について】
* その時までに出る経済、物価に関するデータや情報次第で、短期金利を引き上げ、金融緩和度合いを調整することは当然あり得る

【国債買い入れ】
* 減額する以上、相応の規模になる。
* 金融市場の安定に配慮するため、柔軟性を確保しつつ、予見可能な形で減額していくことが適切。
* 長期的に望ましい状態に1-2年では到達できない。
* 国債買い入れは能動的な政策手段として用いない。政策的に動かすと市場で投機的な動きを引き起こし、政策運営が困難になるリスクがある。
* まず1年間分についてスケジュールを大まかに示すことができないかという判断に至った。市場参加者の意見なども伺って丁寧に進めたい。 
 
【円安】
* 最近の円安の動きは物価上振れ要因であり注視している。

【長期金利が一時1.1%まで上昇したことについて】
* 長期のインフレ期待がそこそこ上昇しているため、長期の実質金利もかなり低く、まだマイナスなので、十分緩和的だ。など。


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JGBトレーディングフロア(2024年6月11日)

債券相場は上昇。前日に大幅下落した後の反動で買い戻しが入った。この日の流動性供給入札が順調な結果となったことも下支えとなったようだ。ただ週末に発表される日銀の金融政策決定会合結果に加え、その前には米5月CPIや米FOMCを控える他、また13日には先物6月限の取引最終日を迎えるなどイベント目白押しで、様子見姿勢が強いようで上値も限定的だった。

【メモ】
☆流動性供給入札(407回、残存期間5年超15.5年以下)落札結果
募入最大利回り較差 -0.015%、募入平均利回り較差-0.017%、応札倍率3.45倍(前回3.02倍)


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JGBトレーディングフロア(2024年6月10日)

債券相場は下落。先週末の米雇用統計が予想を上回る強い内容となり、米長期金利が大幅に上昇したことを受けて売りが優勢だった。米国の景気減速を示唆する指標が続き、早期利下げ観測が台頭していたことから、米金利の反応は大きくなったようだ。国内債についても、国債買い入れの減額や追加利上げを示唆することへの警戒感が漂う中、米金利の低下基調がここもとの相場上昇につながっていたことから、一気に巻き戻された形となった。ただ今週は米FOMCや日銀の金融政策決定会合を控えてポジションを傾ける動きは限定的で、売り一巡後は小幅な動きとなった。

【メモ】
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