JGBトレーディングフロア(2020年1月21日)

債券相場は上昇。国内やアジア株式相場の下落、円高進行などリスク回避の流れを受けて超長期債を中心に買いが入った。10年債利回りが約2週間ぶりの水準-0.010%に低下し、先物も株価急落の場面では水準を切り上げ、一時152円19銭まで上昇した。日銀政策決定会合は、事前の予想通り、現状維持が伝えられ、相場への影響は限られた。

【メモ】
☆黒田総裁会見要旨;
・海外経済の下振れリスクについて(米中通商交渉、英国EU離脱が進展する一方で、米中交渉の第2段階合意に向けた道筋の不透明性や中東情勢を巡る地政学的リスクについて)「ひと頃よりも幾分低下したとはいえ、依然大きいと考えている」
・「いろいろ残っているので、やはり緩和方向を意識した政策が当分続くと思う」
・(長短金利操作付き量的・質的緩和の枠組みによる政策運営方針の維持について)「長い目でみた為替レートの安定にも資するだろうということで金融政策を運営している」
・「長期化の場合、政策の副作用に留意が必要だが、現時点では政策の効果がコストを上回っている」
・(2019~21年度の実質経済成長率見通しを全て上方修正した一方で、物価見通しは全ての年度で小幅下方修正したことについて)「振れの範囲内。物価の基調が変わったとはみていない」
・(また超長期金利について)「イールドカーブコントロールの後、ちょっとフラット化し、また少しスティープ化してきたが、現在でももう少し超長期の金利が上がってもおかしくないと思っている」


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
光世証券株式会社
金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会

JGBトレーディングフロア(2020年1月20日)

債券相場は下落。米国市場が休みで海外投資家が不在の中、日銀が実施した中期ゾーン対象の国債買いオペ結果がやや弱めとなったことや10年債がプラス圏に浮上したことで相対的に超長期債に売りが出やすいことも影響した。イールドカーブはベアスティープ化した。

【メモ】
☆本日の日銀買入オペは、残存期間1年以下500憶円、1-3年4200憶円、3-5年 3400億円(金額据え置き)。応札倍率は、3.60倍、3.20倍、3.35倍。


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ウィークリーレポート(2020年1月17日)

1月第3週の株式市場は、NYダウ+524ドル、日経平均+190円と好調となりました。

週半ばには米中貿易協議のフェーズ1合意署名が行われ、関税撤廃の議論は秋の大統領選以降となるものの、少なくとも貿易摩擦終結へベクトルは向いていることから、通商政策上のリスクは低減したといえます。

(Bloomberg)米中、第1段階の貿易合意に署名-中国は2年で22兆円の追加購入https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-01-15/Q45UC2T1UM0Y01

年初に顕在化したイラン地政学リスクも後退し、当面、懸念材料も無くなった状態ですので、引き続き、株価上昇へ期待できそうです。当期+来期の予想PERからみた日経225のバリュエーションは、上限24500円あたりと上値余地はあまり大きくなく、EPSの改善が待たれるところです。

一方で、TOPIXで見ると同バリュエーションの上限は1940ptと、現値から11.8%ほどの上値余地あり、年度末に向けて、高配当株などの物色が強くなりそうです。

ただし、これまでの経験則上、こっち(日経)のバリュエーションで上値が無くなったので別の指標(TOPIX)で上値余地が無いかと探し始めるとよくよく天井であることが多いため、日経平均24500以上では慎重な姿勢を維持したいです。

市況データでは、裁定売り残高 9354億(+222億)と再び増加して裁定買い残 7078億を逆転しややリスクオフ気味となっています。先物の手口を見ると、昨秋の上昇相場を先導した米系証券が年末からここまで一貫して売りに転じており、1/14-17で22749枚の大幅売り越しとなっているのが不気味です。

しいてリスクを挙げるなら、1/21の日銀会合でETF貸出制度のスタートし、貸出開始で値嵩株の一角をショートしやすくなり、日経平均下落というストーリーもありえますが、現状、ファーストリテーリングなどの大型値嵩が空売りできないほど流動性が枯渇しているとは言い難く、このストーリーには懐疑的です。


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JGBトレーディングフロア(2020年1月17日)

債券相場は上昇。警戒された20年債入札が無難な結果となり、先物も、その結果を見越して前場中ごろから徐々に値を切り上げ、この日の高値圏で取引を終えた。新発10年債利回りもプラス圏から再びマイナスに転じたが、ただ先行きの金利低下につながる手掛かりに乏しく、積極的に買い上がる動きは限られた。

【メモ】
☆20年債入札(171回債,CPN0.3%)入札結果
最低落札価格99円90銭(0.305%)、平均落札価格99円99銭(0.300%)、応札倍率4.10倍(前回3.83倍)。(事前予想中央値99円90銭)


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JGBトレーディングフロア(2020年1月16日)

債券相場は上昇。前日の米国市場で長期金利が低下した流れを引き継いで買いが先行後、5年債入札が順調な結果となったことで中長期債中心に買い圧力が強まった。ただ入札など需給以外での手掛かり材料に乏しく、その後はもみ合いに終始。

【メモ】
☆5年債入札(142回債,CPN0.1%)入札結果
最低落札価格100円93銭(-0.087%)、平均落札価格100円93銭(-0.087%)、応札倍率4.48倍(前回4.02倍)。(事前予想中央値100円92銭)


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