JGBトレーディングフロア(2025年2月27日)

債券相場は下落。日銀の利上げ警戒で売りが優勢だった。この日の2年国債入札は市場予想に比べて弱めの結果になり、一時下げ幅を拡大した。前日の米国金利に沿う形で先物の夜間取引も高く引けていたものの、朝方伝わったG20での三村財務官の発言(日本銀行の政策に対する市場の見方と「齟齬はない」)が売り圧力となったようだ。
日銀利上げ継続に対する市場の警戒感は変わっていないと中、財務官の発言は「政府が日銀の利上げをけん制せず、利上げしやすい環境にあるとの思惑にもつながりやすかった」との見方。

【メモ】
☆2年債入札(470回、CPN0.8%)落札結果
最低落札価格99円93銭5厘(0.833%)、平均落札価格99円94銭8厘(0.826%)、応札倍率3.16倍(前回4.06倍)、(事前予想価格99円94銭)


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
光世証券株式会社
金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会

 

JGBトレーディングフロア(2025年2月26日)

債券相場は上昇。米国で消費者信頼感指数の落ち込みを受けて米長期金利が低下した流れを引き継いだ。
ただ買い一巡後は、この日の定例オペ結果で中期ゾーンの売り需要が示されたこともあり、引き続き日銀の利上げへの警戒感から上げ幅を縮小した。足元では植田日銀総裁の発言(長期金利が急激に上昇する場面では機動的に国債買い入れの増額等を実施する)をきっかけに買い戻す動きが強まった形だが、この日は定例買入オペが通知された10時10分を境に先物の上昇がピークアウトしたため、一部思惑的な(オファー額の増額)動きもあったのではとの声も聞かれた。
もっとも賃金や物価の上昇を背景に日銀が夏までに利上げするとの見方を揺るがす材料は出ておらず、近いうちに再び金利上昇を試す局面に入るとの見方のようだ。

【メモ】
☆日銀買入オペ3-5年3000億円、5-10年3250億円、10-25年1500億円、物価連動債500億円。応札倍率は、それぞれ4.20、2.77、1.74、3.93倍。


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JGBトレーディングフロア(2025年2月25日)

債券相場は上昇。米長期金利が連日で低下したほか、日銀の植田総裁による国債買入れ増額発言(21日国会答弁)を受けて相場が反転した流れを引き継ぎ、買いが先行した。その後、この日の流動性供給入札が市場で期待されたほど強い結果とならなかったことで上げを縮小する場面があった。
根強い追加利上げ観測は残るものの、夏前の追加利上げを前倒しで織り込む動きは一巡し、米金利低下や植田総裁の発言を受けた買戻しの流れがまだ継続しそうとの見方。中短期ゾーンもこれまでのフラットナ-(利回り平たん化)の解消など買いが優勢のようだ。

【メモ】
☆流動性供給入札(424回、残存期間15.5年超39年未満)落札結果
募入最大利回り較差 -0.024%、募入平均利回り較差-0.039%、応札倍率2.49倍(前回3.17倍)


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JGBトレーディングフロア(2025年2月21日)

債券相場は上昇。朝方発表された1月の全国CPIで生鮮食品を除くコア指数が予想を上回ったことを受け、長期金利指標である新発10年債利回りが一時1.455%と09年11月以来の高水準を更新したが、その後、衆院予算委員会に出席した植田総裁が、長期金利が急激に上昇する場面では「機動的に国債買い入れの増額等を実施する」と発言したことで買いが優勢となり、先物は一時、前日比82銭高の139円76銭まで上昇した。
債券市場では売りポジションが相当積み上がっていたので、植田総裁の発言をきっかけに買い戻しが入ったが、総裁は現在の長期金利上昇が急激だとは言っておらず、価格形成は市場に任せるとしているため、相場の反発は一時的で弱い基調が当面続くとの声も聞かれた。

【メモ】
植田日銀総裁答弁(1月21日衆議院予算委員会)
https://www.shugiintv.go.jp/jp/index.php?ex=VL&deli_id=55529&media_type=


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JGBトレーディングフロア(2025年2月20日)

債券は中長期債中心に下落。長期金利指標である新発10年債利回りは1.44%と09年11月以来の高水準を更新した。円高・株安を受けて安全資産の国債買いで相場が上昇する場面もあったが、流動性供給入札が弱かったことや、日銀植田総裁と石破首相の会談で長期金利が話題に出なかったことを受けて下落に転じた。
残存期間5年超15.5年以下を対象とした流動性供給入札について、応札倍率が低く投資家の需要が低調であることが示された。

【メモ】
☆流動性供給入札(423回、残存期間5年超15.5年以下)落札結果
募入最大利回り較差 -0.016%、募入平均利回り較差-0.022%、応札倍率2.46倍(前回3.76倍)


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