10月第2週はNYダウ▲1107.06ドル、日経平均▲1089.06円安と大幅安となりました。
週末、10/12金曜日のNYダウは前日比+239.70ドルと反発しましたが、ザラバ中は一時前日比マイナスになるなどまだまだ予断を許さない状況です。
10/10のNYダウ大幅安を受けた10/11のアジア市場では、台湾株が史上最大の下げ幅となるなど混乱の様相でした。台湾株は半導体など製造業のウェイトが高く、日経平均に1か月ほど先行するくせがあると、以前当社HPで紹介しました。
・買いたいわん 台湾加権指数先物
https://www.kosei.co.jp/products/learn_taiex-futures.html
この台湾株ですが、10/11の急落で海外投資家が市場売買代金の15%以上を売り越しており、今年1月下旬からの急落後(2/9)に出現した株価底打ちサインが再び転倒した形となっております。今年2月の局面をなぞるとすると、10月第3週は反発の週となりそうです。
ウィークリーレポート(2018年2月16日号)
https://kosei.co.jp/wordpress/?p=5697
短期的には反発局面となりそうですが、米国が日本へ為替条項を突きつけようとしているとの報道もあり、10万枚を超えるIMM投機筋円売りポジションの巻き戻しが発生すると、円高進行から株価の戻りが抑えられるリスクシナリオも考えられますので、為替動向に注意が必要です。
(読売新聞)米、日本に「為替条項」要求へ…通貨安誘導制限
https://www.yomiuri.co.jp/economy/20181013-OYT1T50039.html
図.台湾市場では11日の急落で海外投資家売り越しが売買代金の15%を超え、底打ちサインとなりました。