2/16(金)のNYダウは19ドル高の6連騰となり、+4.25%の25,219ドルで今週の取引を終えました。
一方日経平均は一時105円台半ばまで進んだドル安円高に抑えられ、+1.58%の21720円と戻りの鈍い状況です。
金曜日に発表された2/5~2/9の投資部門別売買動向では海外投資家の売り越し額が現物・先物合算で1.8兆円に上っていました。これで、2018年1月第2週からの売りは約5兆円となり、昨秋に日経平均16連騰を演じた買い越し分4.9兆円を全て投げてしまった格好です。
6連騰で株価を急回復しているNY市場ですが、過去の急落パターンでは戻り高値を付けたのち、もう一度下落となるパターンがほとんどです。
2010年5月のギリシャ危機時のNYダウの急落は、高値までの3ヵ月弱で約14%上昇、その後の急落で12%下落、と今回の急落とほぼ同じ動きをしています。2010年の戻り高値を今回のケースに引き直すと概ね25,850ドルとなり、2/16の高値25,432ドルでほぼ戻りは達成した様に見え、しばらくはまた軟調な地合いとなりそうです。
中長期では強気でも、まだ積極的に上値を買える状況ではないですが、幸いにも3月の配当シーズン前ということもあり、ここは高配当銘柄のターゲットバイイングやカバードコールが功を奏しそうです。
なお、当社では3月3日に個別株オプションのセミナーを開催いたしますので、ターゲットバイイング等のオプション戦略に興味のある方は是非お申し込みください。
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