JGBトレーディングフロア(2018年7月31日)

(17:30)
債券市場は、金融政策決定会合の結果を挟んで、上下に大きく動いた。
先物は午後1時の結果が出た直後にこの日の安値150円24銭を付けた後、買戻しの動きが顕著となり、一時150円80銭まで上昇した。会合では、長短金利水準は据え置いたが経済・物価情勢に応じてある程度の変動を容認、15時30分からの黒田総裁会見では、市場機能度を高めるためとして、「現行の変動幅(±10ベーシス)の倍」と具体的に言及した。

☆メモ
【声明文ポイント】
[政策金利のフォワードガイダンス]
日本銀行は、2019 年 10 月に予定されている消費税率引き上げの影響を含めた経済・物価の不確実性を踏まえ、当分の間、現在のきわめて低い長短金利の水準を維持することを想定。

[長期国債の買入れ]
金利は、経済・物価情勢等に応じて上下にある程度変動しうるものとし、買入れ額については、保有残高の増加額年間約 80 兆円をめどとしつつ、弾力的な買入れを実施。

[実務的な対応]
政策金利残高の見直し。日本銀行当座預金のうち、マイナス金利が適用される政策金利残高(金融機関間で裁定取引が行われたと仮定した金額)を、長短金利操作の実現に支障がない範囲で、現在の水準(平均して 10 兆円程度)から減少させる。
ETFの銘柄別の買入れ額の見直し。ETFの銘柄別の買入れ額を見直し、TOPIXに連動するETFの買入れ額を拡大。


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