日経平均株価は2万円を回復する動きに(2017年7月19日)


株式市場概況

 本日の日本株は、寄付きこそ前日比で若干下げて始まったものの、その後は日銀の買いなどから戻す展開となり、TOPIX指数は前日比+0.09%の1621ポイント、日経平均株価は+0.1%の20,020円で取引を終えました。夏季休暇前にオバマケア法案を通すことが困難だと報じられたことから、インフラ投資や減税が実施される時期が遅れる確率が高くなり、米国では今後のインフレ見通しが低下し、10年金利が前日比で6ベーシスポイント低下しました。その影響からドルが売られ、ドル円も112円前半まで円高ドル安が進みました。
 セクター別では値上がりが15、値下がりが18、上昇率上位はその他製品、水産農林、情報通信、下落率上位は海運、その他金融、証券商品となりました。スタイルインデックスでは米国の利回りの低下からREITが強く、マザーズ、東証2部となりました。下落はTOPIXバリューとコア30となりました。

 明日は日銀政策決定会合の結果が発表されます。市場のコンセンサスでは政策変更はないと見られています。ECB理事会の結果発表も行われます。

マザーズ市場概況

 マザーズ指数は前日比5.61ポイントの1176.98ポイントと上昇して一日の取引を終えました。マザーズ市場の上昇銘柄数は124(52.5%)、下落銘柄数は101(42.8%)、変わらずは11(4.7%)、売買代金は前日比-142億円の1156億円と前日比で減少しました。
上昇寄与度上位銘柄はアンジェス(4563、前日比63、終値719)、Gunosy(6047、前日比102、終値2,619)、ビリングシステム(3623、前日比1,500、終値9,190)、下落寄与度上位銘柄はサイバーステップ(3810、前日比-1,000、終値4,390)、リミックスポイント(3825、前日比-82、終値1,051)、ミクシィ(2121、前日比-20、終値6,150)となりました。売買代金上位銘柄はアンジェス、ジーエヌアイグループ(2160、前日比-1、終値672)、イグニス(3689、前日比535、終値5,510)でした。
金曜に決算を発表したサイバーステップ(3810)は今期見通しが低調で2日連続のストップ安となっています。

マザーズ先物は前日比2ポイントの1159ポイントで一日の取引を終えました。出来高は122枚でした。



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