株式市場概況
フランスの大統領選の第一回投票の結果が市場の予想通りだったことからリスクオンの動きとなり、TOPIXは前日比+14.61ポイント(+0.98%)の1503.19ポイント、日経平均株価は+255.13円(+1.37%)の18875.88円と大きく上昇する展開となりました。
フランス大統領選の第一回投票は、EUの結束を訴える、無所属(中道)のマクロン候補の得票率が23.9%、国民戦線(極右)のルペン候補が21.4%と、市場の予想通りの結果となりました。第二回の投票は5月7日に行われますが、マクロン氏が5割を上回る票を得ることが予想されています。
しかし、寄り後は株価が伸び悩みました。その要因は明日に北朝鮮が何らかの動きを起こすと見られているため、一段のリスクテイクが避けられたせいでした。
一方で、市場の恐怖感を示すといわれる日経VI指数は、前日比-3.36ポイントの16.79ポイントと大きく低下しました。この指数を見ると市場は明日の北朝鮮リスクを加味していないようにも見えます。
セクター動向では陸運、精密機器、建設の上昇率が大きく、鉄鋼、石油・石炭、鉱業の3セクターのみが下落となりました。スタイルインデックスでは世界的なイベントによるリスクオンから大型株が強くなりました。小型株はここのところ個人投資家に選好されていた、GNI(2160)が金曜日の引け後に新株予約権の発行により、ストップ安となったことから弱い展開となり、マザーズ指数は2%以上下落しました。
マザーズ市場概況
マザーズ指数は前日比-20.35ポイントの988.29ポイントと下落して一日の取引を終えました。マザーズ市場の上昇銘柄数は41(18.3%)、下落銘柄数は180(80.4%)、変わらずは3(1.3%)、売買代金は前日比-734億円の723億円と前日比で減少しました。
上昇寄与度上位銘柄はミクシィ(2121、前日比90、終値5,640)、エニグモ(3665、前日比101、終値2,099)、中村超硬(6166、前日比118、終値1,390)、下落寄与度上位銘柄はジーエヌアイグループ(2160、前日比-100、終値507)、そーせいグループ(4565、前日比-180、終値11,200)、ディー・ディー・エス(3782、前日比-55、終値847)となりました。売買代金上位銘柄はそーせいグループ、アカツキ(3932、前日比-200、終値5,270)、ミクシィでした。
マザーズ先物は前日比-25ポイントの982ポイントで一日の取引を終えました。出来高は500枚でした。
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