大型株は小動きだったが、小型株は大きく下落(2017年3月15日)

株式市場概況

TOPIX指数は前日比-3.59ポイント(-0.23%)の1,571.31ポイントと小幅安な展開となりました。寄付き後は0.5%以上下げる場面がありましたが、その後は日銀のETF買い期待と、原油価格が日本時間に戻していたことなどを好感し、大型株は戻りを試す動きとなりました。大型株は小動きが継続しましたが、小型株は下落が目立ち、マザーズ指数は3%強下落しました。

セクター別では海運、保険、その他製品が強く、石油石炭、電気ガス、鉱業が弱含みました。スタイルインデックスではコア30とREIT指数のみが小幅に上昇し、小型株指数の下落が目立ちました。


市場では今晩のFOMCの後のイエレン議長の記者会見などが注目されます。利上げがあるのは当然で、今後に関しての発言が重要視されます。その他、オランダの選挙もあり、明日は市場に動きが出る可能性もあり気を付けて臨みたい一日となります。

マザーズ市場概況

マザーズ指数は前日比-36.38ポイントの1035.79ポイントと下落して一日の取引を終えました。マザーズ市場の上昇銘柄数は27(11.9%)、下落銘柄数は197(86.8%)、変わらずは3(1.3%)、売買代金は前日比246億円の1133億円と前日比で増加しました。

上昇寄与度上位銘柄はクラウドワークス(3900、前日比103、終値1,017)、アライドアーキテクツ(6081、前日比130、終値3,275)、FFRI(3692、前日比60、終値5,170)、下落寄与度上位銘柄はディー・ディー・エス(3782、前日比-300、終値1,000)、そーせいグループ(4565、前日比-710、終値11,500)、ミクシィ(2121、前日比-150、終値4,870)となりました。売買代金上位銘柄はそーせいグループ、クラウドワークス(3900、前日比103、終値1,017)、ディー・ディー・エスでした。

指数は、寄付き後から前日比1%前後安で推移していたものの、後場からディー・ディー・エス(3782)がストップ安したことから一気に下げが加速しました。本日の下げで一気に25日移動平均線を下回りました。50日移動平均線が1016ポイントにあるため、それを下回るのかどうかが、当面のトレンドを見るうえで重要になります。

以前は指数の上げをけん引していたそーせいが出来高を伴ってここ最近の支持線を下回ってきたことが気になります。押し目買いで保有が増加しているため、ここから一段と下げると市場全体の需給に悪影響を及ぼす可能性も考えられます。

マザーズ先物は前日比-37ポイントの1012.5ポイントで一日の取引を終えました。出来高は765枚でした。



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