株式市場概況
TOPIX指数は前日比+4.24ポイント(+0.27%)の1549.25ポイントで取引を終えました。昨晩の米国株はほぼ変わらずといった感じで、引け後の米国企業の決算発表では、アルファベットはアナリスト予想を下振れましたが、インテル、マイクロソフトは良い感じの値となりました。S&P500先物のナイトセッションは、引け比で1-2ポイントと小幅に安でした。
日本市場でも企業の決算発表が本格化しており、寄付きで前日の決算と海外市場の動きを織り込んだ後は動きに乏しい展開となりました。
セクター別では前日唯一大きく下落していた鉱業が前日分の下落を取り戻し、上昇率トップとなりました。その他、ゴム、空運などの上昇が大きくなりました。下落では海運、鉄鋼、その他金融が目立ちました。スタイルインデックスからは、大型株が強く小型株が弱い動きが分かります。
個別では、昨日、失望的な決算を発表したサイバーエージェント(4751、前日比‐200円、終値2,850円)が売られました。上方修正を発表したデクセリアルズ(4980、前日比+63円、終値1,234円)は大きく上昇しました。
本日引け後の決算では、信越化学(4063)の3Q決算は、売上高9,222億円(前期比‐5.5%)、営業利益1,811億円(前期比+11.5%)となりました。業績見通しは売上高が前期比‐7.8%、営業利益同+7.9%となっており、見通しを上回る進捗となっています。減収は円高の影響とのことです。
アルプス電気(6770)は通期見通しの上方修正を発表し、売り上げを3.3%、営業利益を10.5%、当期利益を21.6%10月28日の発表分から引き上げました。上方修正を好感した買いが、月曜日は期待されます。上方修正の理由は円安基調から第4四半期の売上高、利益見通しの引き上げのようです。
NTTドコモ(9437)も良好な値となっています。
マザーズ市場概況
マザーズ指数は前日比-6.26ポイントの991.47ポイントと下落して一日の取引を終えました。マザーズ市場の上昇銘柄数は87(39.9%)、下落銘柄数は114(52.3%)、変わらずは17(7.8%)、騰落レシオ(25日)は108.19、売買代金は前日比-53億円の945億円となりました。
下落寄与度上位銘柄はミクシィ(2121、前日比-55円、終値4870円)、そーせいグループ(4565、前日比-140円、終値13200円)、メタップス(6172、前日比-180円、終値3000円)となり、上昇寄与度上位銘柄はリミックスポイント(3825、前日比34円、終値335円)、ディー・ディー・エス(3782、前日比17円、終値472円)、エナリス(6079、前日比22円、終値737円)、売買代金上位はメタップス、サイバーステップ(3810、前日比-111円、終値1029円)、リミックスポイントとなりました。
マザーズ先物は前日比-6ポイントの989.5ポイントで一日の取引を終えました。出来高は140枚でした。
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