債券相場は先物が小幅上昇。米市場で大幅利下げ観測の後退を背景に10年国債利回りが上昇したことを受けて売りが先行したが、30年債入札を順調に終えたことで買い戻しが増えた。前日の相場下落で調整が進んだほか、償還が伸びる新発債となったことから一定の需要が支えとなったようだ。また長期金利も0.93%と一時2カ月ぶり高水準を付けた後、横ばいに戻した。日銀も動向を注視している毎月勤労統計で、名目賃金の伸びが鈍化し実質が3か月ぶりのマイナスに沈んだことも、利上げ期待を弱めることにつながったとの見方。
【メモ】
☆30年債入札(84回、CPN2.1%)落札結果
最低落札価格98円95銭(2.157%)、平均落札価格99円05銭(2.152%)、
応札倍率3.34倍(前回3.40倍)、(事前予想価格98円80銭)


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