日銀政策決定会合を前に小動きに(2016年12月19日)

株式市場概況

TOPIX指数は前日比-1.61ポイント(-0.1%)の1549.06ポイントで一日の取引を終えました。米国株が小幅安だったことや、ドル円が円高ドル安の動きとなり、117円30銭となったことなどから、日本株も利食い売り優勢な展開となりました。午前中はTOPIXで1542ポイントまで下げる場面がありましたが、午後からの日銀のETF購入を期待して底値からは切り返し底堅く推移しました。

個別では先週の金曜日にスマホゲーム「マリオラン」を発表した、任天堂(7974・前日比-1,865円・終値24,540円)とDeNA(2432・前日比-219円・終値2,638円)の下落幅が大きくなりました。材料は織り込み済みで、格言にある「噂で買い、事実で売る」という形になっています。

本日は2件新規上場がありました。東証2部に上場した船場(6540・公募比-230円・終値1,060円)は公募価格1,290円のところ7.5%安の1,193円で初値を付けました。東証ジャスダックに新規上昇した日本モーゲージサービス(7192・公募比+1,300円・終値3,310円)は公募価格2010円に対し、初値は+40%の2,810円と大きく上昇しました。

セクター別では医薬品、電気ガス、食料品などトランプ氏当選後、物色圏外だったものが買われ、海運、その他製品、鉄鋼などが売られる、リターンリバーサルの動きとなりました。スタイルインデックスでは、グロースがプラスとなりましたが、マザーズ指数は下落率トップとなりました。

明日は日銀政策決定会合の結果発表があります。金利への言及があるかが注目されます。

マザーズ市場概況

マザーズ指数は前日比-7.01ポイントの920.01ポイントと下落して一日の取引を終えました。マザーズ市場の上昇銘柄数は89(41.2%)、下落銘柄数は118(54.6%)、変わらずは9(4.2%)、騰落レシオ(25日)は97.63、売買代金は前日比-297億円の936億円となりました。

下落寄与度上位銘柄はミクシィ(2121・前日比-65円・終値4210円)、CYBERDYNE(7779・前日比-34円・終値1574円)、そーせいグループ(4565・前日比-160円・終値12850円)となり、上昇寄与度上位銘柄はアカツキ(3932・前日比410円・終値3875円)、ドリコム(3793・前日比83円・終値1350円)、オウチーノ(6084・前日比555円・終値3610円)、売買代金上位はアカツキ、メタップス(6172・前日比70円・終値3725円)、そーせいグループとなりました。

マザーズ先物は前日比-3.5ポイントの915.5ポイントで一日の取引を終えました。出来高は43枚でした。

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