朝弱含むも底堅く、前日比で上昇して取引を終える(2016年12月13日)

株式市場概況

TOPIX指数は前日比+8.82ポイント(+0.58%)の1540.25ポイントで取引を終えました。朝方はドル円が115円を割り込み、前日比マイナスで取引を開始しましたが、その後はドル円が115円中盤に切り替えしたことや、ディフェンシブ銘柄への積極的な買いから指数は上昇しました。

昨日自社株買いを発表したNTT(9432)は前日比3.6%高、パナソニックとソニーの有機ELパネル事業を子会社化すると報じられたジャパンディスプレイ(6740)は、前日比+12%となりました。一方で、米調査会社マディー・ウォーターが空売りレポートを出した日本電産は一時6%弱株価が下落する場面もありました。終値は前日比‐0.1%安となりました。また、空売り調査会社ウェル・インベストメンツ・リサーチが強い売りを推奨するレポートを出したSMC(6273)は、一時前日比11%下げました。引値は前日比-3.5%安でした。

セクター別では出遅れ物色が継続し水産・農林、医薬品、情報・通信の上昇が大きく、その他製品、機械、保険の下落が目立ちました。スタイルインデックスではここのところで遅れていたマザーズ指数が2日連続で上昇率トップ。それにTOPIXスモール、TOPIXグロースが続いた。一方、TOPIXバリューは冴えず、リターン・リバーサルの動きが見られます。

マザーズ市場概況

マザーズ指数は前日比19.23ポイントの941.27ポイントと上昇して一日の取引を終えました。マザーズ市場の上昇銘柄数は145(66.8%)、下落銘柄数は61(28.1%)、変わらずは11(5.1%)、騰落レシオ(25日)は99.47、売買代金は前日比-111億円の848億円となりました。

上昇寄与度上位銘柄はCYBERDYNE(7779,前日比135円、終値1670円)、ミクシィ(2121,前日比105円、終値4265円)、ナノキャリア(4571,前日比69円、終値1017円)となり、下落寄与度上位銘柄はベイカレント・コンサルティング(6532,前日比-300円、終値855円)、ストライク(6196,前日比-310円、終値6290円)、メタップス(6172,前日比-75円、終値3485円)、売買代金上位はそーせいグループ、アカツキ(3932,前日比368円、終値3070円)、メタップス(6172,前日比-75円、終値3485円)となりました。

アカツキ、CYBERDYNEなどは6月の高値期日がそろそろということで、上げ幅が大きくなっています。ベイカレントコンサルティングは9日に2017年2月期通期の利益見通しを40%超下方修正し前日、本日共にストップ安となりました。

 

マザーズ先物は前日比11.5ポイントの931.5ポイントで一日の取引を終えました。出来高は232枚でした。

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