株式市場概況
本日のTOPIX指数は前日比12.67ポイント(0.84%)の1525.36ポイントで一日の取引を終えました。ECB理事会では追加緩和が決定、資産購入の月額は800億ユーロから600億ユーロに減額されたものの、期間は予想の6ヵ月延長から9ヵ月延長となったため、市場に失望感は広がりませんでした。そのため、欧州株は堅調で米株も若干の上昇となり、日本株も買いが継続する展開となりました。
セクター別では原油価格の上昇から鉱業、石油石炭の上昇が大きく、下落は機械、電気・ガスとなりました。スタイルインデックスではマザーズ指数が7日ぶりに上昇し、上昇率トップとなりました。一方で、米国金利の上昇の影響からREIT指数は‐0.73%と下落が大きくなりました。
来週月曜日は日本では機械受注が発表されます。
マザーズ市場概況
マザーズ指数は前日比16.40ポイントの904.95ポイントと、7日ぶりに上昇して一日の取引を終えました。マザーズ市場の上昇銘柄数は106(48.6%)、下落銘柄数は99(45.4%)、変わらずは13(6.0%)、騰落レシオ(25日)は91.95、売買代金は前日比67億円の947億円となりました。
上昇寄与度上位銘柄はそーせいグループ(前日比760円、終値13250円)、イグニス(前日比1500円、終値10540円)、ミクシィ(前日比50円、終値4040円)となり、下落寄与度上位銘柄はドリコム(前日比-111円、終値1213円)、エナリス(前日比-19円、終値654円)、フィンテック グローバル(前日比-3円、終値113円)、売買代金上位はそーせいグループ、メタップス(前日比565円、終値3615円)、イグニスとなりました。
昨日引け後、この冬のIPOで最も注目されていたといっても過言ではないZMPの上場延期が発表されました。これにより、上場を見越して買われていたベンチャーキャピタルなどの株価が急落する展開となりました。一方で、このIPO用に準備されていた資金がマザーズ市場に流入し、一旦のリバウンドとなったのかも知れません。次週以降の動向がどうなるか注目されます。
マザーズ先物は前日比14.5ポイントの897.5ポイントで一日の取引を終えました。出来高は218枚でした。
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