堅調な展開でTOPIXは引け値ベースの年初来高値を奪還(2016年12月8日)

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株式市場概況

TOPIX指数は前日比+22.07ポイント(+1.48%)の1512.69ポイントで一日の取引を終えました。TOPIX指数は引け値ベースでの年初来高値となりました。米国株の大幅上昇を受け高く始まった日本株でしたが、昨日に引き続きザラバも買いが継続し、高値引けとなりました。

セクター別では、日本政府が東京電力への貸付用の国債枠を、現行の9兆円から14兆円へと拡大するとの報道から東京電力がストップ高まで買われ、電気ガスの上昇が目立ちました。証券・商品、保険がそれに続きました。下落は薬品とサービスで下。米国でトランプ次期大統領が薬価の引き下げにツイッターで言及したことから、薬品への売りがきつくなりました。

スタイルインデックスでは大型バリュー株が上昇幅を広げる一方で、マザーズ指数が-1.04%と、唯一下落しました。

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経済指標では、11月の中国の貿易収支(人民元建て)が輸出(前年比)+5.9%、輸入(前年比)+13%と久しぶりに予想を大幅に上回る内容となりました。日本の景気ウォッチャー調査(11月)は現況48.6、先行き49.1と前月を上回りました。

明日の寄付、日本はデリバティブの清算価格が決定するSQです。

 

マザーズ市場概況

マザーズ指数は前日比-9.37ポイントの888.55ポイントと下落して一日の取引を終えました。マザーズ指数の下落は6日連続となります。マザーズ市場の上昇銘柄数は72(33.0%)、下落銘柄数は136(62.4%)、変わらずは10(4.6%)、騰落レシオ(25日)は85.46、売買代金は前日比-28億円の880億円となりました。

下落寄与度上位銘柄はそーせいグループ(前日比-970円、終値12490円)、メタップス(前日比-340円、終値3050円)、JIG-SAW(前日比-270円、終値5500円)となり、上昇寄与度上位銘柄はミクシィ(前日比170円、終値3990円)、ディー・ディー・エス(前日比80円、終値382円)、ドリコム(前日比179円、終値1324円)、売買代金上位はそーせいグループ、モブキャスト(前日比-1円、終値1185円)、メタップスとなりました。

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マザーズ先物は前日比-15.5ポイントの883ポイントで一日の取引を終えました。出来高は542枚でした。

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