株式市場概況
TOPIX指数は前日比‐11.02ポイント(‐0.75%)の1466.96ポイントで取引を終えました。注目されたイタリアの憲法改正に関する国民投票では反対票が多く、現職のレンツィ首相が辞任する結果となりました。オーストリアの大統領選では極右候補が敗北し、安ど感が広がりました。市場では当初、イタリアの選挙結果を受け若干のリスクオフの動きが見られましたが、最終的にはそれほど大きな影響は出ませんでした。
前週末の米国株式市場は小幅な動きにとどまりました。注目された雇用統計の非農業部門雇用者数は17.8万人と予想を小幅に下回る値となり、前月分は16.1万人から14.2万人に下方修正されました。平均時給も予想を若干下回る値となり、これまで先行きのインフレ期待を織り込んできた市場では、逆戻りの動きが見られました。
日本市場でも同様の動きが見られ、本日は、銀行株は弱い一方で、物色が避けられてきた水産・農林が反発しました。上昇セクターは水産・農林、海運、卸売、下落セクターは銀行、不動産、サービスとなりました。スタイルインデックスは東証2部のみ上昇でその他は下落、全セクターが0.21%~-0.82%とそれほど差異は大きくありませんでした。
マザーズ市場概況
マザーズ指数は前日比-4.26ポイントの902.76ポイントと下落して一日の取引を終えました。マザーズ市場の上昇銘柄数は83(37.7%)、下落銘柄数は119(54.1%)、変わらずは18(8.2%)、騰落レシオ(25日)は84.37、売買代金は前日比-226億円の807億円と4日ぶりに活況のシグナルである1,000億円を下回りました。
下落寄与度上位銘柄はミクシィ(前日比-60円、終値3780円)、そーせいグループ(前日比-190円、終値14010円)、Gunosy(前日比-92円、終値1280円)となり、上昇寄与度上位銘柄はフィンテック グローバル(前日比9円、終値159円)、アンジェス MG(前日比12円、終値251円)、メタップス(前日比182円、終値2942円)、売買代金上位はモブキャスト(前日比-44円、終値1222円)、メタップス(前日比182円、終値2942円)、そーせいグループとなりました。
Gunosyは足元、好決算により株価が堅調だったのですが、DENAのキュレーションサイトの問題により、下落幅が連日大きくなっています。
マザーズ先物は前日比-2.5ポイントの903.5ポイントで一日の取引を終えました。出来高は707枚でした(期先の出来高が655枚であり、ほとんどの出来高がスプレッドの出来高であったと見られます)。
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