ウィークリーレポート(2022年6月3日)


6月の第1週の株式市場は、日経平均+3.66%とNYダウは▲0.94%、ユーロストックス50▲0.66%となりました。月が替わり6月に入って債券安・金利上昇(米国10年債+19bp)となり、米国市場では日中、株価が値下がる曲面もありましたが、VIX指数は続落、また、VIXオプションから算出されるVVIX指数は7営業日続落となりコロナショック後の最安値をさらに更新しました。
金利高の中でもハイイールドスプレッドは縮小しておりリスクオフ感はなさそうですのでリバウンド局面が継続すると思われます。

再度株価が急落するリスク要因としては6/9のECB理事会があげられます。
主要中銀のマネタリーベースと株価の関係を見ると、コロナショック後の株価急騰や昨年末からの下落などよく似通った動きをしています。足元のS&P500はマネタリーベース以上に下落しており、3年間で3兆ドル削減目標というFRBのQTを先回りして織り込んだように見えます。

ただし、6/10のECB定例理事会では年内のQEの終了・利上げとともにバランスシートの縮小(QT)に言及する可能性があります。具体的な削減計画まで踏み込んだ場合、株価がFRBに加えECBのマネタリーベースの縮小分を再度織り込みに行く展開も考えられるため要注意です。
とはいえ、昨年12月に金融政策の正常化を決め、4月定例理事会で7月にはQEを終了と順調に緩和策を減らしていた中で、6月定例理事会を待たずに5月25日にラガルド総裁は9月までにマイナス金利解除を行うとタカ派姿勢を急速に強めた格好ですので、ひとまずは利上げスケジュールなど引き締め加速の説明にとどまるのではないかと思われ、ECB発の株価急落は7月以降の定例理事会まで持ち越しかもしれません。

リバウンド継続の目線でトレード戦略を考えると、日経VI指数が19.01と低水準に落ちてきていることもあるので6/10SQに向けてコールC280-285あたりの買い戦略がいいかもしれません。


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
光世証券株式会社
金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。