10月の第3週の株式市場は、NYダウは+1.48%の上昇、日経平均は3.64%と選挙期待(アノマリー?)で日本株がアウトパフォームすつ結果となりました。
アノマリーに関しては、解散”前日”から総選挙まで40年間負けなしという強烈なものですが、解散”当時”の終値から見ると、当日に大幅高、その後横這いのケースも多く、週明けからの相場に盲目的に強気になるのは厳禁です。
とは言え、外部環境では、米国CPI、FOMC議事録発表後に米国金利の上昇は一服し、債券高株高となり、また、VIX指数も大幅下落、2週間で▲4.45ptの16.30pt低水準になり、VIX先物の期間構造もコンタンゴが強まりすっかりリスクオンモードとなっています。形としてはCPI発表前に過度のスタグフレーション懸念もあったもの、市場予想を大幅に上回るような数値ではなかったことから安心感が得られたものと考えらます。
さて、日本株に関してはの解散総選挙アノマリーをそのまま鵜呑みにするのは考え物ですが、米国市場の反転を考えるとやはり選挙までダウンサイドは限定的と思われますが、一方で、日本郵政の第3次売り出しに伴う需給悪化もあり上値も限定的と考えると、カバードコール/ターゲットバイイングなどオプションショートポジションがよさそうです。