ウィークリーレポート(2021年10月15日)

10月の第3週の株式市場は、NYダウは+1.48%の上昇、日経平均は3.64%と選挙期待(アノマリー?)で日本株がアウトパフォームすつ結果となりました。
アノマリーに関しては、解散”前日”から総選挙まで40年間負けなしという強烈なものですが、解散”当時”の終値から見ると、当日に大幅高、その後横這いのケースも多く、週明けからの相場に盲目的に強気になるのは厳禁です。

とは言え、外部環境では、米国CPI、FOMC議事録発表後に米国金利の上昇は一服し、債券高株高となり、また、VIX指数も大幅下落、2週間で▲4.45ptの16.30pt低水準になり、VIX先物の期間構造もコンタンゴが強まりすっかりリスクオンモードとなっています。形としてはCPI発表前に過度のスタグフレーション懸念もあったもの、市場予想を大幅に上回るような数値ではなかったことから安心感が得られたものと考えらます。

さて、日本株に関してはの解散総選挙アノマリーをそのまま鵜呑みにするのは考え物ですが、米国市場の反転を考えるとやはり選挙までダウンサイドは限定的と思われますが、一方で、日本郵政の第3次売り出しに伴う需給悪化もあり上値も限定的と考えると、カバードコール/ターゲットバイイングなどオプションショートポジションがよさそうです。


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
光世証券株式会社
金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です