3月第第2週の株式市場は、NYダウ▲0.46%、日経平均+0.25%とまちまちの展開となりました。
日銀政策決定会合では、ETFの買い入れをTOPIXのみにするとのことから、日経平均売り/TOPIX買いの動きも出、出遅れ感から買われていたバリュー株をさらに後押しする形となりました。
TOPIXバリュー指数÷TOPIXグロース指数のレシオは、2012年アベノミクス 開始前後の21週間で11.19%、2016年トランプ大統領当選前後の22週で19.22%、と大きく反発する局面がありました。昨年11月のボトムを基点に今回も22週継続するならば、4月SQ週まではバリュー株優位な相場の継続となります。
米国10年債利回りは一時1.75%まで急伸後やや反落となりました。ただし、コロナ禍以前の2017年~2019年は2.03%~3.24%のレンジであったため米国経済正常化をまだまだ織り込んでおらず、現時点で金利上昇が停止とは考えにくいです。金利上昇とNASDAQなどハイテク株の調整局面はまだ継続中とみます。
調整局面中とはいえ、年度末の配当再投資のため日本市場は相対的に底堅く、目先、13週28670円あたりが下値の目途として意識されます。権利付き最終日に向けて高配当バリュー銘柄買い/日経売りなどよさそうです。