JGBトレーディングフロア(2020年2月5日)

債券相場は下落。新型ウイルスの感染拡大による世界経済への懸念がやや和らぎ、リスク回避を巻き戻す動きから売り圧力がかかった。あすの30年債入札に向けた売りで超長期債利回りの上昇が大きくなり、利回り曲線はスティープ化した。

【メモ】
☆若田部副総裁会見
・新型ウイルス感染拡大の影響について、中国経済の世界経済におけるプレゼンスが過去に比べて大きくなっていることにも触れ、「わが国の経済・物価や、今後の金融市場にどのような影響を与えるのか、最大限の注意を払う」

・金融政策運営に関して「政策を変更するならば、緩和をより強めていくというスタンスでやっている。このスタンスを変える状況ではない」。

・新型肺炎なども背景に下振れリスクが拡大し、物価上昇のモメンタム(勢い)が損なわれる恐れが強まった場合は「ちゅうちょなく追加緩和する」。

・緩和手段については「現時点で特定の政策を排除することはないし、特定の政策のみを選択することもない」

・マイナス金利政策を続けているのは「政策のベネフィットがコストを上回っているため」。「マイナス金利政策が消費者心理にマイナスの影響を及ぼしているとはみていない」。

・オーバーシュート型コミットメントは現行の政策枠組みの中で「大きな位置を占めている」。

・コミットメントを外せば「すわ出口である、金融緩和を止めてしまうと誤解されることはないか、考える必要がある」。


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
光世証券株式会社
金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です