ウィークリーレポート(2020年1月31日)

1月第5週の株式市場は、NYダウ▲733ドル、日経平均▲622円と2週連続の続落となりました。
週半ばには、米当局が航空会社へ中国航路の閉鎖を検討していると伝わると株価が急落(その後否定、株価も反発)、新型コロナウィルスの経済への悪影響に敏感に反応するようになってきました。
1/31発表の中国非製造業PMIは54.1(市場予想53.0)と好調だったものの、まだ新型コロナウィルスの影響が反映されていないものと思われます。2月の経済指標も多くは1月分なので、2月末に公表されるPMIあたりからが経済への影響織り込みの本格化するのではないでしょうか。

投資部門別売買動向では、海外勢が株現物+先物で2078億円売り越し、JGB先物も3489億円売り越しとなっていました。また、裁定残高は、買い 6565億円(+93億)、売り9790億円(+53億)、と小動きです。

1/31金曜日のNYダウ▲603ドルの急落を受け、週明けの日本市場も大幅安で始まると思われます。
目先、200日移動平均に近く、節目となる22000円が意識されますが、米中貿易協議の進展を好感し実体経済よりも先回りをして上昇してきた株価水準ですので、もう一段の下げに警戒が必要です。


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