JGBトレーディングフロア(2019年12月12日)

債券相場は上昇。FRBが緩和的な政策を当面維持するとの見通しから米長期金利が低下、この流れを引き継ぎ、国内債も買いが優勢となった。ただ超長期債は、この日の超長期ゾーンの流動性供給入札は無難に通過したものの、目先に続く重要イベント(ECB理事会や英国の下院総選挙)を控えてか積極的な動きは限られたようで、結果的にやや需給が緩んだような印象。
先物は中心限月が3月限に移行した。

【メモ】
☆流動性供給入札結果(15.5年超~39年未満)
最大利回り格差+0.000%、平均利回り格差-0.005%。応札倍率は2.57倍(前回2.76倍)。

☆雨宮日銀副総裁会見(金融経済懇談会後会見,岡山市)
金融仲介機能への影響に関して「長期金利の低下が行き過ぎてしまい年金や保険の持続性に対する懸念などをきっかけに、消費者マインドにマイナスの影響を与えるリスクも含め、総合的に判断する必要がある」「金融機関収益だけを単独で取り出すというよりもあくまでさまざまな効果と副作用を総合的に判断して最適の政策対応を取っていく」
最近の金利動向について「大きく言えば、YCCという枠組みの下で、現在の調節方針の範囲内での動き」など。(Bloomberg)


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