債券相場は超長期債を中心に下落。昨日の独米債は米中の閣僚級通商協議の10月の再開合意などでリスク回避の巻き戻しが進み、国内債もこの流れで売りが先行、この日の買いオペは、減額もなく好需給が示す内容となったが、市場の反応は限定的だった。午後入って日本銀行の黒田東彦総裁の金利水準や追加緩和に関する発言が伝わると超長期債を中心に売りが強まり、イールドカーブはスティープ化した。
【メモ】
☆本日の日銀買入オペは、1年以下500憶円、1-3年4000憶円、3-5年3600憶円、5-10年4000憶円(金額据え置き)。応札倍率は、3.50倍、2.21倍、2.72倍、2.70倍。
☆日銀の黒田東彦総裁(日本経済新聞とのインタビュー)
(短期政策金利について)「深掘りは従来から示している4つのオプションに必ず入っている」、(世界経済は」「さらに下方リスクが高まっている」、(期間20年、30年といった超長期債の利回り)「ちょっと下がり過ぎだ」、「超長期債のオペ(公開市場操作)は必要に応じて量やタイミングを調節していくことが当然」他。[Bloombergより]