JGBトレーディングフロア(2024年10月17日)

債券は先物や中長期債が下落。世界的なインフレ鈍化が意識され米国債が上昇した流れを受けて買いが先行したものの、この日行われた超長期ゾーン対象の流動性供給入札の強めの結果を受けて30年債や40年債を買いながら、中長期債を売る動きが活発化し、イールドカーブもフラット化した。また16日に日銀安達審議委員が、政策判断の材料として来年の春闘に言及したが、さっそくこの日、連合が賃上げ目標を5%以上とする報道があったことで、一部ネガティブに反応したとの声も聞かれた。

【メモ】
流動性供給入札(416回、残存期間15.5年超39年未満)落札結果
募入最大利回り較差 -0.017%、募入平均利回り較差-0.017%、応札倍率3.2倍(前回3.1倍)。


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
光世証券株式会社
金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会

JGBトレーディングフロア(2024年10月16日)

債券は上昇。米国で製造業景況指数の悪化や原油価格の急落で長期金利が低下したことを受け、買いが優勢となった。この日の安達日銀審議委員の香川県金融経済懇談会で講演に注目が集まったが、物価や賃金の見通しについて慎重なトーンがややハト派的と受け止められた。また、石破首相の13兆円を上回る補正予算の編成発言について、まだ具体的な内容が見えておらず影響は限定的だった。

【メモ】
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JGBトレーディングフロア(2024年10月15日)

債券相場は中長期債が下落。前週末の米長期金利上昇に加え、ウォラーFRB理事が慎重なペースで利下げすべきだとの見解を示し、11月の米FOMC(11/6~/7)で利下げが見送られることへの警戒感が強まったことなどが売り材料視された。米国の利下げペースの鈍化は、日銀の利上げを容易にするとの連想につながるとの見方。また為替市場で円安が進んだことも上値を重くした。ただ国内長期金利は、節目となる1.00%に近づいてきたことから、下げた局面では値ごろ感から買いも入っているようだ。

【メモ】
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JGBトレーディングフロア(2024年10月11日)

債券は上昇。注目度が高かった米CPIの発表後に米長期金利が小幅に低下したことや前日までの大幅安の反動から買いが優勢だった。この日の定例の日銀国債買い入れオペも相場を支えたが、国内3連休を控えたポジション調整も入り、徐々に上げ幅を縮めた。

【メモ】
☆日銀買入オペ1-3年3250億円、5-10年3750億円、10-25年1500億円。
応札倍率は、それぞれ3.25、2.47、1.64倍。


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ウィークリーレポート(2024年10月11日)

10月第2週の株式市場は、日経平均+2.51%、NYダウは+1.21%、ユーロストックス50+0.99%と小幅な上昇となりました。
堅調な米国経済指標を受けてソフトランディング期待が高まり、株価が上昇する一方で債券は下落となりました。米国10年債利回りは前週比+13bpの4.10%と4週続伸で7月以来の4%を超えました。

2006年-2007年と比較してFRBの政策金利の推移を改めて振り返ると、利上げを停止してから1年ちょっとで利下げに転じた点、利下げ後にNYダウが最高値を取った点など類似点があります。2007年には、サブプライムローンバブルの崩壊に伴うパリバショックが発生しましたが、2024年8月の円キャリートレードの極端な巻き戻しによるショックはあったものの、広範な信用不安に拡大していない点は相違点と言えます。
発表される経済指標は常に遅行しており、バックミラー越しに経済状況を確認しているわけですので、足元のソフトランディング期待が果たして正しいのか疑う必要があります。
とはいえ、短期的には利下げ後の良好なムードで、日本株については解散総選挙のアノマリーもあることから早々に40000円回復が期待されます。

(Bloomberg)なお身構えるウォール街トレーダー、8月相場メルトダウン記憶鮮明
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-10-12/SL7N2DT0AFB400

一方で、気になる点としてVIX指数の高止まりを指摘します。VIX指数は20.93ptと高止まっており、VIX先物の期間構造を見ると、期近が期先よりも高くなるバックワーデーションの構造となっています。
米国だけでなく欧州VSTOXX指数先物、日経VI指数先物も同様の形状で、通常は株価の暴落時に現れるリスク警戒ムードが強く出ています。
来月の米国大統領選に向けたヘッジとも考えられますが、11月限よりも大統領選前にSQ日を向かえる10月限の方が高値である点、やはり、大統領選以外のリスクを反映しているように見えます。
引き続き、現物を持っているならヘッジのプットオプションを買ってガンマロングにしておくのがよさそうです。


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