JGBトレーディングフロア(2024年4月11日)

債券相場は大幅下落。長期金利は一時2023年11月以来5カ月ぶりの水準(0.855%)、2年債利回りは2009年11月以来14年5カ月ぶりの水準(0.265%)に上昇した。日銀による早期の追加利上げ観測が強まる中、米国で予想を上回るCPIの結果を受けて長期金利が上昇したことやドル円相場が34年ぶりの円安水準を付けたことで売り圧力を強める形となった。この日の20年国債の入札も、地合いの悪さから慎重さが目立ち低調な結果に終わった。

【メモ】
☆20年債入札(188回、CPN1.6%)落札結果
最低落札価格99円15銭(1.656%)、平均落札価格99円54銭(1.630%)、
応札倍率3.05倍(前回3.01倍)、(事前予想価格99円50銭)


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
光世証券株式会社
金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会

JGBトレーディングフロア(2024年4月10日)

債券相場は下落。長期金利は約3週間ぶりの高水準(0.795%)を付けた。日銀が物価見通しの上方修正を議論するとの報道や、植田総裁の国会発言などを受けて早期利上げ観測が高まり、中期債に売り圧力がかかった。翌日に控えた20年債入札に対する警戒感も超長期債を押し下げた。

【メモ】
☆植田日銀総裁答弁(衆院財務金融委員会)
(輸入物価が大きく上昇した場合)
「それにすぐ反応するということではなく、われわれの見通し以上の賃金・物価の好循環の動き、2%を超えて基調的物価上昇率が上がっていってしまうリスクが上がるところに至れば、
金融政策の変更も考えないといけない」「為替が動いたから、直接的にその対応として金融政策の変更を考えようということでは全くない」

(物価見通しのリスク)
「ダウンサイドリスクの方が低くなり、基調的な物価上昇率が2%に収束していく可能性が高まった」「下振れリスクがゼロになったとは考えているわけではない」

(先行きの金利のパス(道筋)を示すことについて)
「かえって混乱を引き起こしてしまう恐れもある」「基調物価2%達してから動くとインフレ上伸リスク高まり、急激な利上げ必要」
「2%物価目標はグローバルスタンダードであり適切」「基調的な物価が徐々に2%へ収束していく見通しを持っている」など。


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JGBトレーディングフロア(2024年4月9日)

9日の債券相場は中期債が上昇。日銀の追加利上げ観測がくすぶる中、この日の5年債入札を無難に終えたことで買い安心感が広がった。ただ11日の20年債入札を控えて超長期債の上値が重いことや、午後に入って日銀植田総裁が国会答弁で、基調的物価が予想通りに上昇していけば金融緩和の度合いの縮小が必要になるとの見解を示したことなどもあり、先物は小幅の上昇に留まった。

【メモ】
☆5年債入札(167回、CPN0.4%)落札結果
最低落札価格99円96銭(0.408%)、平均落札価格99円83銭(0.404%)、
応札倍率3.88倍(前回3.99倍)、(事前予想価格99円94銭)


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JGBトレーディングフロア(2024年4月8日)

債券相場は下落。先週末の米雇用統計結果を受けて利下げ先送り観測から米金利が上昇、国内債も売りが優勢だった。日銀植田総裁のインタビュー報道により早期の追加利上げ観測が高まっていることも引き続き相場の重しとなったようだ。一方で、この日の定例日銀国債買入れオペについて減額観測が燻る中、前回から据え置かれたことで、先物中心に下げ幅を縮めるなど需給面での下支えにつながり長期ゾーンは下値も限られた。

【メモ】
☆日銀買入オペ1年以下1500億円、1-3年3750億円、5-10年4750億円、25年超750億円。
応札倍率は、3.11、1.37、2.52倍。


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JGBトレーディングフロア(2024年4月5日)

債券相場は中期債が下落し、新発の2年国債利回りは13年ぶりの高水準(0.210%)を付けた。日銀植田総裁が朝日新聞のインタビュー報道で「夏から秋にかけて春闘の結果が物価にも反映されていく中で、目標達成の可能性がどんどん高まっていく」としたことで追加利上げに対する警戒感が高まった。3月日銀会合前に打たれた共通担保オペが期日を迎え、需給が緩みでレポ金利が上昇したことも短期ゾーンに影響した。一方、中東情勢の不安定化に対するリスク回避で米長期金利の低下したことや良好な需給環境を背景に長期・超長期債は買われ、イールドカーブはフラット化した。

【メモ】
朝日新聞~利上げ判断、夏から秋にも 植田日銀総裁「物価目標の確度高まれば」~


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