債券相場は下落。長期金利は約3週間ぶりの高水準(0.795%)を付けた。日銀が物価見通しの上方修正を議論するとの報道や、植田総裁の国会発言などを受けて早期利上げ観測が高まり、中期債に売り圧力がかかった。翌日に控えた20年債入札に対する警戒感も超長期債を押し下げた。
【メモ】
☆植田日銀総裁答弁(衆院財務金融委員会)
(輸入物価が大きく上昇した場合)
「それにすぐ反応するということではなく、われわれの見通し以上の賃金・物価の好循環の動き、2%を超えて基調的物価上昇率が上がっていってしまうリスクが上がるところに至れば、
金融政策の変更も考えないといけない」「為替が動いたから、直接的にその対応として金融政策の変更を考えようということでは全くない」
(物価見通しのリスク)
「ダウンサイドリスクの方が低くなり、基調的な物価上昇率が2%に収束していく可能性が高まった」「下振れリスクがゼロになったとは考えているわけではない」
(先行きの金利のパス(道筋)を示すことについて)
「かえって混乱を引き起こしてしまう恐れもある」「基調物価2%達してから動くとインフレ上伸リスク高まり、急激な利上げ必要」
「2%物価目標はグローバルスタンダードであり適切」「基調的な物価が徐々に2%へ収束していく見通しを持っている」など。


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