JGBトレーディングフロア(2024年3月14日)

債券相場は下落。米長期金利の上昇を受けて売りが先行、前日には楽観的な見方だったこの日の20債入札もやや低調な結果となり、売りが膨らんだ。マイナス金利解除など日銀の金融正常化を左右する春季労使交渉(春闘)で、大企業が軒並み昨年を上回る賃上げ要求に満額回答しており、次回会合でのタカ派的なスタンスへの警戒感が漂い始めたことも相場の重しとなった。

【メモ】
☆20年債入札(187回リオープン、CPN1.3%)落札結果
最低落札価格95円70銭(1.585%)、平均落札価格96円08銭(1.559%)、
応札倍率3.01倍(前回3.85倍)、(事前予想価格96円05銭)


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
光世証券株式会社
金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会

JGBトレーディングフロア(2024年3月13日)

債券相場は超長期債を中心に小幅上昇。明日行われる20年債入札に対する楽観的な見方が長めのゾーンへの買いにつながった。もっとも来週の政策決定会合を前に春闘の行方に関心が向いており、市場参加者の多くは様子見のスタンスとも聞かれた。15日に公表される集計結果が上振れるとマイナス金利解除後の利上げペース加速が意識され金利の上昇圧力が強まるとの見方もあることから、本日のトヨタ自動車の賃上げの満額回答報道で、一時先物が売られる場面も見られた。

【メモ】
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JGBトレーディングフロア(2024年3月12日)

債券相場は小幅安。前日に続き18、19日に開く日銀金融政策決定会合でマイナス金利政策解除やYCCの撤廃観測を背景に売りが優勢だった。一方、警戒されていた5年債入札が無難な結果となり、先物は上昇に転じる場面があった。また注目された日銀植田総裁の国会答弁(参院財政金融委員会)では「個人消費は価格上昇幅が大きかった食料品日用品などの非耐久財消費に弱めの動きがうかがわれる」としたが、債券相場への影響は限られた。

【メモ】
☆5年債入札(166回、CPN0.4%)落札結果
最低落札価格100円11銭(0.376%)、平均落札価格100円13銭(0.3725)、
応札倍率3.99倍(前回3.44倍)、(事前予想価格100円10銭)


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JGBトレーディングフロア(2024年3月11日)

債券相場は下落。18、19日に開く日銀金融政策決定会合でマイナス金利政策を解除することを示唆する報道が相次いだことを受け、売りが優勢だった。特にYCCの撤廃と新たな量的枠組みの検討報道は、比較的目新しい内容だったこともあり、長期債・超長期債への売り圧力が高まったようだ。もっともマイナス金利解除について市場は、織り込みつつあることやまた15日の春闘の回答集計を見極めるべく様子見ムードの高まりによって下値は限られたようだ。なお先物の中心限月は6月限に移行した。

【メモ】
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 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
光世証券株式会社
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ウィークリーレポート(2024年3月8日)

3月最第1週の株式市場は、日経平均▲0.56%と6週ぶりの下落、NYダウは▲0.93%の2週続落、ユーロストックス50は+1.35%の7週続伸とばらばらな動きとなりました。

投資部門別売買動向では海外勢は前週と同じく、先物売り(3150億円)/現物買い(3835億円)と売り買い拮抗しており、相場を押し上げるようなグロスの買いは止まってしまったようです。
銘柄入れ替えの影響もあり、反落した日経平均とは逆に、TOPIXは週間で+0.64%と6週続伸となりました。

(Bloomberg)政府が「デフレ脱却」表明を検討、賃上げや物価見極め判断-報道
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-03-03/S9QX57DWX2PS00

(Bloomberg)日銀の3月か4月のマイナス金利解除、一部の政府関係者が容認姿勢
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-03-07/S9V7R7DWLU6800

3/19の日銀政策決定会合を前にして、複数の政策決定会合委員から「物価見通し」について強気の発言が相次ぎ、また、また脱デフレのための政府・日銀アコードを念頭に、政府側も脱デフレ宣言を検討という報道もなされ、利上げ前の地ならしが進んできています。

伝統的な無担保O/Nコールレートではなく、当座預金残高の政策金利である点が異なるものの、過去の日銀が利上げを行ったのは、不動産バブル期の1989年6月2日、ITバブル期の2000年8月11日、サブプライムローンが問題化する前の2006年7月14日といずれも日本あるいは米国のバブル期でした。
利上げ前後の長期金利の推移を比較すると、2000年の米国ITバブル崩壊時を除くと、政策金利発表日の2営業日前までに約15bp上昇し、発表後は同じだけ下げる、いってこいのパターンがあります。

先物に換算すると来週は144円70銭まで下落、その後月末にかけて146円台半ばまで回復という動きが予想されます。特に、3月末は年度末という事もありリバランスが意識され、年初来からの株高を考えるとフローは株売り/債券買いとなることから、会合後の債券高に期待が持てます。

ストラテジーとしてはJGBオプションのプット買い/会合後にプット売りといったスイングトレードや、カバードプット(プット売り+先物売り)から会合後に先物のみ買い戻すなど考えられますが、過去の比較チャートはあくまで利上げをしたときの当時のリアクションであり、利上げがしなかった場合のものではないため(その場合はやはり債券高に)、あくまで会合後の債券高をメインに狙っていくものとしたいです。

株式市場に関しては、海外勢がグロスで買い越していない状況でリバランスによるフローが株売りとすると需給的に上値が重い展開が予想されますが、最終週には配当の再投資が期待されるため足元のTOPIX買い/日経売りの流れに追い風となります。また、3月配当の再投資は日本特有の需給となりますので、TOPIX買い/ダウ先物売りなども考えられます。


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
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