債券相場は先物が小幅安。前週末に長期金利が、生産者物価指数の予想を上回る伸びを受けて上昇したため、売りが先行した。ただその後、超長期債が底堅く推移するなど、売り一巡感から、午後は下げ幅を縮小した。
月別: 9月 2021
ウィークリーレポート(2021年9月10日)
9月の第2週の株式市場は、NYダウは▲2.15%、ユーロストックス50▲0.75%と欧米市場が反落となるなか、日経平均は+4.30%と大幅に続伸となりました。
自民党総裁選/新首相への期待から独歩高となっている日本市場ですが、SQ通過後に伴いオプション絡みの買い(ヘッジ)需要消失が懸念されたものの、金曜日は取引時間中堅調な推移となりました。
海外株式市況は鈍化しており、総裁選への期待が一服した後の反落も考えられますが、一方で、ニッケルや天然ガスなどコモディティの一角は高値を更新しており、金融市場全体では跛行色が出ていることから、米国株安がすぐにグローバルな調整局面とつながるわけではなさそうです。
翌週(9月第4週)に、大阪取引所の新システムJ-Gate3.0稼働予定(9/17はナイトセッション無し)、日銀政策決定会合、テーパリングガイダンスが予想されているFOMCとビッグイベントが控えていることから週明け第3週は、やや慎重な値動きが考えられます。米国VIXがイベント警戒で期先限月までうっすらと上昇していますので、イベント通過後のボラティリティ低下を狙うポジション取りがよいかもしれません。
イベント警戒の他に、日経平均の銘柄入れ替えにともなうパッシブの売り需要(5220億円)が月末に予想されており、新首相への期待も株価はいったん足踏みとなりそうです。
(Bloomberg)日経平均入れ替えに「副反応」、Fリテイリなどさえず-NT戻り一服
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-09-07/QZ1FIYT1UM0W01
本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
光世証券株式会社
金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会
JGBトレーディングフロア(2021年9月10日)
債券相場は超長期債中心に上昇。前日の米長期金利が低下したことや、良好な需給を背景にした買いが優勢だった。一方で長期債は株価が反発したことを受けて小幅下落した。警戒されたECB理事会や米国債入札は予想の範囲内に収まるも、欧米金利の先高観から買いの勢いは限られたようだ。なお先物は週明け月曜日の9月限最終日を前に、12月限に移行した。
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JGBトレーディングフロア(2021年9月9日)
債券相場は超長期債中心に上昇。前日の米長期金利が低下したことで、買い先行で始まった。この日の5年国債入札を前に上げ幅を縮めるも、入札は順調な結果となったことで、その後は底堅く推移した。今晩の米30年債入札やECB理事会を受けた海外金利の動向を警戒して積極的な動きは限られた。
【メモ】
☆5年債入札(148回リオープン,CPN 0.005%)落札結果
最低落札価格100円51銭(-0.101%)、平均落札価格100円52銭(-0.103%)、応札倍率4.42倍(前回3.76倍)。(事前予想価格100円50銭)
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光世証券株式会社
金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会
JGBトレーディングフロア(2021年9月8日)
債券相場は下落。前日の欧米市場で長期金利が約2カ月ぶりの水準まで上昇したことを受けて売り圧力が掛かった。9日にECB理事会を控え、資産買入れの縮小を示唆するのではとの観測もあり、見極めるまでは買いを入れにくいとのこと。また国内株はこの日も底堅く、海外投資家による債券先物売りの見方も出ていた。
【メモ】
☆本日の日銀買入オペは、1年以下1500億円、1-3年4500億円、5-10年 4250億円(金額は事前通知通り)。応札倍率はそれぞれ1.30、2.30、2.51倍。