JGBトレーディングフロア(2021年6月17日)

債券相場は下落。注目のFOMCでは、(ドットチャートによって)利上げの予想時期が前倒しになったことで米長期金利が急上昇し、国内債も売りが先行して始まった。ただその後のアジア時間で米国10年債が、1.58%を挟んで小動きだったことから、下げ一巡後はもみ合いとなり、取引終盤にかけては一部、先物などに買い戻しの動きも見られた。明日の日銀会合の結果と黒田総裁の会見も控えていることも影響した。


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
光世証券株式会社
金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会

JGBトレーディングフロア(2021年6月16日)

債券相場は超長期債を中心に下落。あす未明のFOMC結果を前に買いが手控えられたことに加え、需給の悪化も重しになった。またこの日の日銀国債買入れオペは、5-10年ゾーンが今月の10年債入札後で、最初の入札だったこともあり、応札倍率は低めながら利回り格差は、やや拡大気味だった。

【メモ】
☆本日の日銀買入オペは、1-3年4750億円、3-5年4500億円、5.10年 4500億円(金額は事前通知通り)。応札倍率はそれぞれ3.24、2.18、2.63倍。


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JGBトレーディングフロア(2021年6月15日)

債券相場は下落。今晩からのFOMCを控える中、昨日の米長期金利が上昇したことを受けて売り圧力が掛かった。足元で金利低下が進んだことで、イベント前のポジション調整が強まったようだ。この日の超長期ゾーンを対象とした流動性供給入札もやや弱めの内容となり、日米金融当局の動向を見極めたいとの思いが、結果につながったようだ。

【メモ】
☆流動性供給入札(336回、残存期間15.5年超39年未満)
最大利回り格差は+0.008%、平均利回格差は+0.005%、応札倍率2.18倍(前回3.10倍)


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JGBトレーディングフロア(2021年6月14日)

債券相場は先物や長期債を中心に下落。前週末の米長期金利が上昇したことを受けて売りが優勢だった。先週、国内債が一気に駆け上がった反動や先物限月交代に絡む需給要因が一巡したことも上値を重くした。

10年債利回りは、昨年に長く続いたレンジ(0~0.05%)まで戻してきており、この金利低下の動きは、3月に金利変動を容認した日銀の方針とは、ややずれているようにもうかがえ、今週末の政策決定会合後の黒田総裁の発言にも注目が集まりそう。

【今週のスケジュール】
6/14
<国内予定>
日銀,CP買い入れオペ / 金融庁の氷見野長官が「コロナ後の経済と金融」について講演(時事通信社金融懇話会) / 営業毎旬報告(6月10日現在) / 設備稼働率(4月) / 鉱工業生産(4月)
<海外予定>
【米国】特になし
【欧州】北大西洋条約機構(NATO)首脳会議 / 英中銀総裁講演 / ユーロ圏鉱工業生産(4月)
【その他】中国,香港休場(端午節)

6/15
<国内予定>流動性供給入札(残存期間15.5年超39年未満) / 国庫短期証券(6カ月)入札 / 第3次産業活動指数(4月)
<海外予定>
【米国】米FOMC / 米PPI(5月) / 小売売上高(5月) / 米ニューヨーク連銀製造業景況指数(6月) / 鉱工業生産(5月) / NAHB住宅市場指数(6月) / 企業在庫(4月) / 対米証券投資(4月)
【欧州】米・EU首脳会議(ブリュッセル) / 英中銀総裁講演 / 独CPI(5月) / 英ILO失業率(2-4月)
<海外決算>
オラクル

6/16
<国内予定>
国庫短期証券(1年)入札 / 日銀買いオペ(1-10年) / トヨタ株主総会 / 通常国会会期末 / 貿易収支(5月) / コア機械受注(4月)
<海外予定>
【米国】米FOMC声明発表,FRB議長記者会見と経済予測 / 輸入物価指数(5月) / 住宅着工件数(5月)
【欧州】米ロ首脳会談(ジュネーブ) / 英CPI(5月)
【その他】中国小売売上高・工業生産・都市部固定資産投資(5月)

6/17
<国内予定>
国庫短期証券(3カ月)入札 / 東京販売用マンション(5月)
<海外予定>
【米国】米証券取引委員会(SEC),ビットコイン上場投資信託(ETF)巡る判断 / フィラデルフィア連銀製造業景況指数(6月) / 景気先行指標総合指数(5月)
【欧州】ユーロ圏財務相会合(ユーログループ)/ 景気先行指標総合指数(5月) / 欧州新車販売台数(5月) / ユーロ圏CPI(5月)
【その他】
豪雇用統計(5月) / ニュージーランドGDP(1Q) / 中国新築住宅価格(5月)
<海外決算>
アドビ

6/18
<国内予定>
日銀金融政策決定会合,黒田総裁会見 / 全国CPI(5月)
<海外予定>
【米国】特になし
【欧州】EU財務相理事会
【その他】イラン大統領選挙


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ウィークリーレポート(2021年6月11日)

6月の第2週の株式市場は、日経平均+0.02%とほぼ変わらず、米国市場はNYダウは▲0.80%の反落となったもの、S&P500指数は+0.41%と続伸し史上最高値を更新しました。
6/10に発表された米国5月CPIは前年比+5.0%と市場予想(+4.7%)を上回る上昇にも関わらず金利は低下し株高となりました。
米国長期金利の低下についてはショートカバー説も報道されていますが、CFTC投機筋建玉を見ると、10年債先物では17万3420枚の買い越しとなっていることから、積極的に金利低下を織り込みにいっているように見えます。

CPIの発表と同日、ECBの定例理事会が開催され、3月の定例理事会で買い入れペース加速を決めたPEPP(パンデミック緊急購入プログラム)について、今回の定例理事会でもそのハイペースを維持するとしたことから、こちらも債券市場の金利低下圧力となったのかもしれません。
週明けにはFOMCが開催され、足元の高いインフレ率に対する金融当局の姿勢が確認されます。これまで通りインフレ容認のハト派な姿勢が確認されれば、一段と株高となりそうです。

(Bloomberg) 米10年債利回り、3カ月ぶり低水準―CPIが予想上回る上昇でも
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-06-10/QUI25JDWLU6N01

(Bloomberg)ECB、緊急購入の高ぺース維持-リスク認識は2018年以来の明るさ
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-06-10/QUHIGUDWRGG101

図.米国金利と米国債先物の投機筋建玉


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