(17:30)
明日の米朝首脳会談や日米欧それぞれの政策会合を控え売買は低調に終わった。
先物は限月交代に絡む動きが中心(売買最終日は13日)。
指標となる10年350回債が日本相互証券で取引成立せず。
流動性の低下も、日銀買いオペの減額を連想させるため、6/13の5~10年と6/14の10年超のオファー額は警戒されよう。
尚、掲載の図表(国債利回り)は、日本証券業協会が公表する公社債(店頭)売買参考統計値で、取引価格ではありません。
月別: 6月 2018
ウィークリーレポート(2018年6月8日号)
6/8金曜日のNY市場ではダウは+75ドル高となり、週間で+2.77%高と堅調な推移となりました。日本市場も+2.36%と米国市場につられ上昇する一方、欧州市場ではイタリアの政治混乱による南欧の株安が重しとなり、さらに、来週のECB定例理事会で現在実施している債券購入による量的緩和政策の終了を検討と報じられ事からユーロ高となり、ユーロストック50指数は前週比▲0.18%と小幅反落となりました。
(Bloomberg) ECBプラート理事も確認、6月会合で債券買い入れ策の今後を判断へ
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2018-06-06/P9WEMH6TTDSB01
12日火曜日には史上初となる米朝首脳会談がシンガポールで予定されています。中間選挙を前に成果が欲しいためトランプ大統領は合意を急いでいるとの観測報道もあり、仮に日本の取引時間に和平合意成立のニュースが流れればご祝儀上げのような動きが見られそうです。
来週は14日日本時間早朝にFOMCが開催され(0.25%利上げ予想)、同日夜にECB定例理事会、翌次15日は日銀政策決定会合(現状維持予想)と日米欧の金融政策が立て続けに発表されます。中でもECB理事会で検討される今後のテーパーリングについては市場の関心も高く、足元ではユーロ高/ドル安・円安、ユーロ安/ドル高・円高とユーロを軸に動く日が多く観測されました(通常はドル高/円安・ユーロ安、ドル安/円高・ユーロ安とドルが主軸なって動きます)。
6/7に発表された5月第5週の投資部門別売買動向では、海外勢が5660億円の売り越しとなっていますが、5/31に行われたMSCIのリバランスに伴う売りとみられ、6/1には先物市場で外資系合計6044枚の買い越しが観測されており、4月からの日本株買戻しは継続していると思われます。
【来週の予定】
6/11 | 機械受注 |
【米】3年・10年債入札 | |
6/12 | 流動性供給入札 |
【米】米朝首脳会談 / CPI / FOMC(~6/13) | |
6/13 | 日銀買いオペ(5-10年) |
【米】パウエル議長会見 | |
6/14 | 日銀買いオペ(1-5年,10年超) / 日銀金融政策決定会合(~/15) |
【米】小売売上高 / 【欧】ECB理事会 | |
6/15 | 黒田総裁会見 |
【欧】ユーロ圏CPI(確報) |
本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
光世証券株式会社
金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会
JGBトレーディングフロア(2018年6月8日)
(17:30)
【来週の予定】
6/11 | 機械受注 |
【米】3年・10年債入札 | |
6/12 | 流動性供給入札 |
【米】米朝首脳会談 / CPI / FOMC(~6/13) | |
6/13 | 日銀買いオペ(5-10年) |
【米】パウエル議長会見 | |
6/14 | 日銀買いオペ(1-5年,10年超) / 日銀金融政策決定会合(~/15) |
【米】小売売上高 / 【欧】ECB理事会 | |
6/15 | 黒田総裁会見 |
【欧】ユーロ圏CPI(確報) |
本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
光世証券株式会社
金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会
JGBトレーディングフロア(2018年6月7日)
(17:30)
ECB当局者の次回会合に向けてタカ派的な発言が伝わったことで欧米金利が軒並み上昇しドイツ10年債は前日比で+9bpsとなった。
国内債券も売り圧力高まったが流動背供給入札(15.5年超から39年未満)が無難に通過し、超長期債も切り返した。
欧州債の不安定な動きが続くようだと、相対的に国内超長期債への需要が高まるとする向きもあるようだ。
本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
光世証券株式会社
金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会
JGBトレーディングフロア(2018年6月6日)
(17:30)
前日の欧州市場、イタリア新首相がポピュリストの急進的政策を打ち出し、ドイツ債利回り低下。日銀の買いオペはオファー金額が据え置かれたが、減額に対する警戒感がくすぶることもあり5年超10年以下の応札倍率が4.24倍とやや高めな結果となった。
この結果を受けて前日の欧米金利低下の流れで上昇した先物も結局、前日水準に巻き戻される格好となった。