株式市場概況
TOPIX指数は前日比+3.39ポイント(+0.22%)の1577.4ポイントと若干上昇して取引を終えました。寄付きは若干前日比マイナスで取引を開始しましたが、その後はじりじりと強い展開となりました。先週の金曜日に発表された米国の雇用統計の非農業部門雇用者数は23.5万人と予想を上回りましたが、前々日に発表されたADP雇用統計(+29.9万)ほどは強くなかったことから、債券市場では金利の低下が見られました。金利低下の影響からドルが弱い動きとなり、ドル円は1ドル=114円60銭程度で推移しています。
セクター別では電気ガス、空運、陸運が強く、証券・商品、鉄鋼、海運が弱くなりました。スタイルインデックスではREIT指数が上昇率トップ、そのほか、TOPIXグロース、東証2部指数の上昇が大きくなりました。下落したのは2つでTOPIXスモールとマザーズ指数でした。IPOラッシュを控え、一旦新興株を手仕舞い、その資金をIPOに回す動きが見られるようです。
今週は米国では利上げが確実視されるFOMC、債務上限引き上げ、予算教書、オランダでは選挙があり、14日にはドイツのメルケル首相とトランプ大統領が会談を行う予定など、イベントが盛りだくさんです。しかし、市場の恐怖感を示すボラティリティ指数は、史上最低水準に張り付いており、何らかの変化があるとは見込んでいないようです。この現実に今後色々と控える予定と市場の想定のイメージのかい離に若干下方リスクが気になるところです。
マザーズ市場概況
マザーズ指数は前日比-11.78ポイントの1074.85ポイントと下落して一日の取引を終えました。マザーズ市場の上昇銘柄数は38(16.7%)、下落銘柄数は183(80.6%)、変わらずは6(2.6%)、売買代金は前日比346億円の1370億円と前日比で増加しました。
上昇寄与度上位銘柄はジーエヌアイグループ(2160、前日比96、終値811)、ミクシィ(2121、前日比70、終値5,110)、ディー・ディー・エス(3782、前日比77、終値1,206)、下落寄与度上位銘柄はそーせいグループ(4565、前日比-620、終値12,010)、モルフォ(3653、前日比-730、終値4,520)、ユナイテッド(2497、前日比-161、終値2,325)となりました。売買代金上位銘柄はジーエヌアイグループ、そーせいグループ、ディー・ディー・エスでした。
マザーズ先物は前日比-21.5ポイントの1051.5ポイントで一日の取引を終えました。出来高は682枚でした。
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