投資部門別売買状況(2016年9月4週)

マザーズ市場

9月4週のマザーズ市場は前週比で+0.36%と小幅に上昇しました。株式の買い越しは個人が21億円、自己が5.5億円、売り越しは事業法人が11.6億円、その他法人が19.4億円でした。先物は買い越しが自己で3.9億円、売り越しが個人2.8億円、海外投資家が1.3億円でした。

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9月4週のTOPIX指数は前週末比で2%下落しました。以前発表された、ドイツ銀行に対して米国司法省が最高140億ドルの制裁金を科するという材料に再び市場の注目が集まり、リスクオフの動きとなりました。売り越しは海外投資家が5,306億円、投資信託が171億円、買い越しは信託銀行が3,245億円、自己が1,954億円でした。信託銀行の先物の買いは、中間配当落ち分を先物で購入したものと見られます。

今年の9月終了時点までの主な投資部門別売買状況(現物・先物合算)は信託銀行3.6兆円、自己2.5兆円、事業法人1.8兆円、売り越しは海外投資家7.2兆円、生保・損保-0.6兆円となっています。

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本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本 資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。

光世証券株式会社 金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会

米国株高を受け堅調も、米雇用統計、三連休を前に売り物も多く出る(2016年10月6日)

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マザーズ市場概況

マザーズ指数は前日比+0.81ポイントの961.25ポイントと、ここのところ抵抗帯となっている960ポイントの上抜けを前に、若干伸び悩む展開となりました。上昇銘柄数は86(39%)、下落銘柄数は126(58%)、変わらずは7(3%)、騰落レシオ(25日)は108.6、売買代金概算は前日比122億円増加の1,220億円でした。

上昇寄与度上位銘柄はそーせい(4565、前日比+210円、終値17,700円)、FRONTEO(2158、前日比+107円、終値964円)、CYBERDYNE(7779、前日比+12円、終値1,645円)、下落寄与度上位銘柄はナノキャリア(4571、前日比-35円、終値1,002円)、ジグソー(3914、前日比-180円、終値7,000円)、日本アセット(8922、前日比-5円、終値120円)、売買代金上位はブランジスタ(6176、前日比+182円、終値3,100円)、そーせい、FRONTEOとなりました。

東京工業大学栄誉教授の大隅良典さんがノーベル生理学・医学賞を受賞した翌日に上昇したバイオ関連銘柄は、翌日以降は下落し上昇した窓を埋める形となっています。FRONTEOは子会社がガン個別化医療AIシステムの開発を開始したと発表したことから大きく上昇しました。

マザーズ先物概況

マザーズ先物は前日比+2.5ポイントの954ポイントで取引を終えました。出来高は150枚、前日時点の建玉は3,512枚となっています。

株式市場概況

TOPIXは前日比+6.12ポイント(+0.45%)の1353.93ポイントで取引を終えました。米国株の上昇と円安ドル高の動きを受け、上昇して取引を終えましたが、日本市場は週末が3連休で、米国では今後の金融政策に大きく影響する雇用統計の発表があることから、利食い売りが優勢な展開となりました。上昇セクター上位は原油価格の上昇を受け鉱業、石油石炭、市況の好調を受け保険、証券となりました。

注目のニュース

世界では金融政策が限界に近付いていると見る向きが多く、G20では財政支出の増加を目指すということが話されていました。市場での現在の期待は政府による財政政策です。そして本日、投資家が待ちに待ったニュースが出てきました。詳細は下リンクのロイターのニュースをご覧いただきたいのですが、ドイツが2017年初めにも年間で63億ユーロの減税措置を実施するとの報道です。これまで財政規律にこだわり、財政支出に厳しい姿勢を見せてきたドイツの姿勢の転換が世界各地に拡大し、世界景気を財政政策により浮揚されせる国が増加すれば、株価にとっては大いにプラスの材料となります。本日、米国でG20も開催されるため今後の動向に注目したいところです。

 

ドイツ、年間63億ユーロの減税実施へ=関係筋

http://jp.reuters.com/article/germany-taxes-idJPKCN1252OF


本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本 資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。

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米国利上げ懸念から為替が円安ドル高となり、日系企業の収益への不安が和らぎ上昇(2016年10月5日)

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マザーズ市場概況

東証マザーズ指数は前日比+4.42ポイントの960.44ポイントで取引を終えました。上昇銘柄数は122(56%)、下落銘柄数は81(37%)、変わらずが16(7%)、騰落レシオ(25日)は110.8、売買代金概算は前日比48億円増加の1,098億円となりました。

指数の上昇をけん引したのはCYBERDYNE(7779、前日比+31円、終値1,633円)、ジグソー(3914、前日比440円、終値7,180円)、ブランジスタ(6176、前日比+500円、終値2,918円)、下落寄与銘柄はそーせい(4565、前日比-190円、終値17,490円)、ナノキャリア(4571、前日比-63円、終値1,037円)、エナリス(6079、前日比-44円、終値848円)、売買代金上位はブランジスタ、そーせい、FRONTEO(2158、前日比-9円、終値857円)となりました。

ブランジスタはモバイルゲーム神の手の新規格を好感し6日連続高で、本日はストップ高となりました。

マザーズ先物概況

マザーズ先物は前日比+8ポイントの951.5ポイントで取引を終えました。出来高は126枚、前日時点の建玉は3,434枚となりました。

株式市場概況

TOPIXは前日比+7.6ポイント(+0.57%)の1347.81ポイントと200日移動平均線を上回って引けました。米国で利上げ観測が再び高まり、金利上昇からドル高の展開となり、日本企業の業績懸念が和らぎ、上値を買う動きが見られました。

セクター別では損保ジャパンの米大手保険会社買収や米国金利の上昇により今後の収益増加が期待される保険が上昇率トップとなりました。その他円安を好感しゴム、輸送用機器、その他製品の上昇が大きくなりました。下落は東レの業績下振れ報道から繊維、そのほか、水産・農林、食料品、建設など内需関連の下落が大きくなりました。本日は米国でADP雇用統計があり、注目されます。

 

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JGBトレーディングフロア(2016年10月5日)

(10:00)
9/30の日銀オペで5-10年を「当面の当面の長期国債買入れの運営について(10月分)」に先行してオファー金額を200億円削減したが、この時の通告前の10年344回の気配は-0.09%~-0.085%。
その後、昨日の10年債入札前後の-0.055%を経て本日の気配は-0.07%。
今日の買いオペ通告で5-10年が4100億円なら水準的に容認ともとられるため、注目。

(10:10)
日銀買いオペ通告 1-3年、3-5年、5-10年
オファー金額は、当面の運営額から増減なし。超長期ゾーン見送られ、カーブはスティープニングの動き。
http://www3.boj.or.jp/market/jp/stat/of161005.htm

10年金利-0.1%突破が危惧された9/30は予防的措置だったのか5-10年の買い入れが減額されたが、本日の-0.07%は買い入れ額は減額せずに容認、ということで、「おおむね0%程度」の下限ボーダーラインは-0.10%か。

(17:30)
10年債の上下限0%~-0.1%がコンセンサスとなり、値動きはますます小さくなりそうな予感。次は超長期ゾーンの上限を試す(日銀の動向を確認する)動きが焦点になりそう。

引け後の国債利回り
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ノーベル生理学・医学賞が東京工業大学大隅良典栄誉教授に贈られることが発表され関連銘柄が物色される(2016年10月4日)

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マザーズ市場概況

東証マザーズ指数は前日比+4.39ポイントの956.02ポイントと2日連続で上昇しました。上昇銘柄数は94(43%)、下落銘柄数は111(51%)、変わらずが14(6%)、マザーズ市場の騰落レシオ(25日)は110.2、売買代金概算は前日比+150億円の1,050億円となりました。

昨晩、ノーベル生理学・医学賞が東京工業大学栄誉教授の大隅良典さんに贈られることが発表されました。研究内容「オートファジー(自食作用)」は、細胞の中で役目を終えたたんぱく質をリサイクル仕組みで、病気に関する創薬が期待されています。関連銘柄はタカラバイオ(4974、+32円、終値1,711円)、コスモ・バイオ(3386、前日比+300(ストップ高)、終値1,660円)、医学生物学研究所(4557、前日比+80円(ストップ高)、終値569円)、トランスジェニック(2342、前日比+11円、終値673円)となりました。

マザーズ指数の上昇をけん引したのはナノキャリア(4571、前日比+66円、終値1,100円)、CYBERDYNE(7779、前日比+20円、終値1,602円)、FRONTEO(2158、前日比+100円、終値866円)、下落に寄与したのはそーせい(4565、前日比-200円、17,680円)、サンバイオ(4592、前日比-68円、終値1,440円)、ファーマフーズ(2929、前日比-24円、終値420円)、売買代金上位はブランジスタ(6176、前日比+106円、終値2,418円)、そーせい、FRONTEOとなりました。

FRONTEOは、人工知能を活用し、患者に適した治療法の選択などのサービスを、2年以内に開始することを目指すと、読売新聞が報道したことから大きく上昇しました。

マザーズ先物

マザーズ先物は前日比4ポイント高の943.5ポイントで一日の取引を終えました。出来高は274枚、前日時点の建玉は3,337枚でした。

株式市場概況

TOPIX指数は前日比+9.49ポイント(+0.71%)の1340.21ポイントとなりました。前日の米国株が下落したものの、9月のISM製造業景況指数が51.5と前月の49.4から回復し、景気が底堅いことが示されたことから、米国金利が上昇し、ドル円が円安ドル高に動いたため、日本株は強い展開となりました。セクター別では鉄鋼、銀行、精密が上昇、一方で、電気ガス、不動産、陸運が下落しました。

電気ガスや陸運は原油価格の上昇が継続しているため、コスト増により利益が減少することを懸念して売られているようです。不動産は、外資系証券が今後の長期金利の上昇やマネタリーベースの伸び率低下が、不動産価格の下落要因になるとして、投資判断が引き下げられたことが嫌気され売りが優勢となりました。

夕方の取引では欧州株が堅調で、日経平均先物は大阪取引所引け比40円高の16,760円と堅調に推移しています。その他、本日17時前に第二次補正予算案が衆議院を通過しました。

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