ノーベル生理学・医学賞が東京工業大学大隅良典栄誉教授に贈られることが発表され関連銘柄が物色される(2016年10月4日)

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マザーズ市場概況

東証マザーズ指数は前日比+4.39ポイントの956.02ポイントと2日連続で上昇しました。上昇銘柄数は94(43%)、下落銘柄数は111(51%)、変わらずが14(6%)、マザーズ市場の騰落レシオ(25日)は110.2、売買代金概算は前日比+150億円の1,050億円となりました。

昨晩、ノーベル生理学・医学賞が東京工業大学栄誉教授の大隅良典さんに贈られることが発表されました。研究内容「オートファジー(自食作用)」は、細胞の中で役目を終えたたんぱく質をリサイクル仕組みで、病気に関する創薬が期待されています。関連銘柄はタカラバイオ(4974、+32円、終値1,711円)、コスモ・バイオ(3386、前日比+300(ストップ高)、終値1,660円)、医学生物学研究所(4557、前日比+80円(ストップ高)、終値569円)、トランスジェニック(2342、前日比+11円、終値673円)となりました。

マザーズ指数の上昇をけん引したのはナノキャリア(4571、前日比+66円、終値1,100円)、CYBERDYNE(7779、前日比+20円、終値1,602円)、FRONTEO(2158、前日比+100円、終値866円)、下落に寄与したのはそーせい(4565、前日比-200円、17,680円)、サンバイオ(4592、前日比-68円、終値1,440円)、ファーマフーズ(2929、前日比-24円、終値420円)、売買代金上位はブランジスタ(6176、前日比+106円、終値2,418円)、そーせい、FRONTEOとなりました。

FRONTEOは、人工知能を活用し、患者に適した治療法の選択などのサービスを、2年以内に開始することを目指すと、読売新聞が報道したことから大きく上昇しました。

マザーズ先物

マザーズ先物は前日比4ポイント高の943.5ポイントで一日の取引を終えました。出来高は274枚、前日時点の建玉は3,337枚でした。

株式市場概況

TOPIX指数は前日比+9.49ポイント(+0.71%)の1340.21ポイントとなりました。前日の米国株が下落したものの、9月のISM製造業景況指数が51.5と前月の49.4から回復し、景気が底堅いことが示されたことから、米国金利が上昇し、ドル円が円安ドル高に動いたため、日本株は強い展開となりました。セクター別では鉄鋼、銀行、精密が上昇、一方で、電気ガス、不動産、陸運が下落しました。

電気ガスや陸運は原油価格の上昇が継続しているため、コスト増により利益が減少することを懸念して売られているようです。不動産は、外資系証券が今後の長期金利の上昇やマネタリーベースの伸び率低下が、不動産価格の下落要因になるとして、投資判断が引き下げられたことが嫌気され売りが優勢となりました。

夕方の取引では欧州株が堅調で、日経平均先物は大阪取引所引け比40円高の16,760円と堅調に推移しています。その他、本日17時前に第二次補正予算案が衆議院を通過しました。

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