マザーズ市場概況
マザーズ指数は前日比+0.81ポイントの961.25ポイントと、ここのところ抵抗帯となっている960ポイントの上抜けを前に、若干伸び悩む展開となりました。上昇銘柄数は86(39%)、下落銘柄数は126(58%)、変わらずは7(3%)、騰落レシオ(25日)は108.6、売買代金概算は前日比122億円増加の1,220億円でした。
上昇寄与度上位銘柄はそーせい(4565、前日比+210円、終値17,700円)、FRONTEO(2158、前日比+107円、終値964円)、CYBERDYNE(7779、前日比+12円、終値1,645円)、下落寄与度上位銘柄はナノキャリア(4571、前日比-35円、終値1,002円)、ジグソー(3914、前日比-180円、終値7,000円)、日本アセット(8922、前日比-5円、終値120円)、売買代金上位はブランジスタ(6176、前日比+182円、終値3,100円)、そーせい、FRONTEOとなりました。
東京工業大学栄誉教授の大隅良典さんがノーベル生理学・医学賞を受賞した翌日に上昇したバイオ関連銘柄は、翌日以降は下落し上昇した窓を埋める形となっています。FRONTEOは子会社がガン個別化医療AIシステムの開発を開始したと発表したことから大きく上昇しました。
マザーズ先物概況
マザーズ先物は前日比+2.5ポイントの954ポイントで取引を終えました。出来高は150枚、前日時点の建玉は3,512枚となっています。
株式市場概況
TOPIXは前日比+6.12ポイント(+0.45%)の1353.93ポイントで取引を終えました。米国株の上昇と円安ドル高の動きを受け、上昇して取引を終えましたが、日本市場は週末が3連休で、米国では今後の金融政策に大きく影響する雇用統計の発表があることから、利食い売りが優勢な展開となりました。上昇セクター上位は原油価格の上昇を受け鉱業、石油石炭、市況の好調を受け保険、証券となりました。
注目のニュース
世界では金融政策が限界に近付いていると見る向きが多く、G20では財政支出の増加を目指すということが話されていました。市場での現在の期待は政府による財政政策です。そして本日、投資家が待ちに待ったニュースが出てきました。詳細は下リンクのロイターのニュースをご覧いただきたいのですが、ドイツが2017年初めにも年間で63億ユーロの減税措置を実施するとの報道です。これまで財政規律にこだわり、財政支出に厳しい姿勢を見せてきたドイツの姿勢の転換が世界各地に拡大し、世界景気を財政政策により浮揚されせる国が増加すれば、株価にとっては大いにプラスの材料となります。本日、米国でG20も開催されるため今後の動向に注目したいところです。
ドイツ、年間63億ユーロの減税実施へ=関係筋
http://jp.reuters.com/article/germany-taxes-idJPKCN1252OF
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