マザーズ市場デイリーレポート(2016年8月15日)

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市場概況

マザーズ指数は前日比+6.29ポイントの946.32ポイントで取引を終えました。上昇寄与度上位銘柄はジグソー(3914)、エナリス(6079)、サイバーダイン(7779)、下落寄与度上位銘柄はそーせい(4565)、ハウスドゥ(3457)、イグニス(3689)となりました。上昇銘柄数は115(52%)、下落銘柄数は91(41%)、変わらずは15(7%)でした。売買代金は616億円と前日比で256億円減少しました。

 

KDDIとの資本提携が8月1日に発表されたエナリスは、3日連続でストップ高しています。10日発表の決算が良好だったそーせいは本日は下落しています。業績が高進捗率の割りに上方修正がなかったことから、利食いの売りが出ているように見えます。12日の引け後に決算を発表したハウスドゥ(6月期決算)は、前期純利益が100%以上していたものの、今期の通期利益見通しが前期比-3.5%となっていたことから、失望売りで下げました。イグニスは好調な第3四半期決算を発表しましたが、通期見通しの修正で、売上高や経常利益は上方修正されましたが、特損の計上により当期利益は据え置くということを発表し、株価は大きく下げました。

 

寄付き後発表された2QGDP(年率・前期比)は+0.2%(前回分1.9%→2.0%)と予想を下回りました。民間の設備投資が想定よりも弱かったことが足を引っ張りました。東証1部全体を示すTOPIXは前日比で0.5%安い1316.63ポイント、東証REIT指数は前日比0.15%高の1851.56ポイントで取引を終えました。

 

マザーズ先物動向

マザーズ指数先物は前日比9.5ポイント高の944ポイントで取引を終えました。出来高は410枚と低調で、金曜日時点での建玉は3,008枚となりました。マザーズ指数の上昇からか、先物と現物指数のスプレッドのマイナス幅が前日よりも縮小しました。

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本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本 資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。

光世証券株式会社 金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会

JGBトレーディングフロア(2016年8月15日)

(10:40)
「金融庁のマイナス金利政策への懸念」報道で、再び総括的検証での日銀政策に不透明感。ただこれだけで、マイナス金利政策の据置き・撤回との見方は、まだ一部。お盆で参加者少ない中、本日は買い切りオペの見送りが下げの要因か?
先物151.20近辺下回る動きには要注意。
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(17:30)
引け後の国債利回り
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光世証券株式会社 
金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会

マザーズ市場デイリーレポート(2016年8月12日)

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マザーズ市場概況

マザーズ指数は前日比+27.36ポイントの940.03ポイントで一日の取引を終えました。売買代金も前日比で311億円増加し、872億円となりました。指数の上昇寄与度上位銘柄はそーせい(4565)、ミクシィ(2121)、ジグソー(3914)、下落寄与度上位銘柄はサイバーダイン(7779)、グローバルウェイ(3936)、フリークアウト(6094)となりました。上昇銘柄数は148、下落銘柄数は66、変わらずは7、マザーズ市場の騰落レシオは82.17となりました。

そーせいは10日引け後に発表された好決算を好感して、買い優勢の展開となりましたが、一時前日の引け値を下回るなど、決算数値が良かった割には不安定な値動きとなりました。ジグソーも同日引け後に2Q決算を発表し、黒字が維持されたことからストップ高となりました。

サイバーダインは10日引け後に発表した決算で、売上高が増加したものの、赤字幅が拡大したことが嫌気され売り優勢の展開となりました。グローバルウェイも同日に発表した決算が嫌気され大きく下げました。

マザーズ先物概況

マザーズ先物は前日比28ポイント上昇し、934.5ポイントで1日の取引を終えました。出来高は653枚と、現物市場の出来高増と対比すると寂しいものとなりました。また今週の火曜日以来、先物・現物のスプレッドが再びマイナスに転じています。

マザーズ市場投資部門別売買動向

8月1週の投資部門別売買動向は、現物株では個人が大幅に買い越し(+46億円)、海外投資家(‐29億円)と自己(‐15億円)が売り越しとなりました。マザーズ指数先物の投資部門別売買動向は海外投資家(+3.6億円)と買い越し、自己(-1.4億円)、個人(-1.1億円)が売り越しました。海外投資家が、買い越しに転じ先物のスプレッドがプラスに戻ったことが分かります。

マザーズ市場の見通し

マザーズ市場の個人の信用の評価損が大きくなっていることが、松井証券の発表している値から見て取れることが、日経新聞で報道されていました。そーせいが良好な決算にも係らず、上昇幅が小さいのは投資家心理の悪化も影響しているのでしょう。決算の良かったそーせいを中心に、悪化したマインドを回復に向かわせることが出来るのか、注目しています。

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良好な雇用統計を好感し堅調な展開に 2016年8月2週

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今週の日本株

前週末発表の7月の米国の雇用統計では、非農業部門雇用者数が25.5万人と予想を上回る値となりました。それを受け、米国株が強くなったことから、今週の日本株は高く取引が始まりました。日本企業の決算内容も想定よりも悪くないといった感じで、その後も株価は堅調に推移しました。日経平均株価は前週末比+4.09%の1万6,919円で取引を終えました。

セクター別の上昇上位は農林・水産、機械、鉱業となりました。機械セクターでは、第1四半期の決算が市場予想を上回るものが多く、鉱業セクターは原油価格の反発から、上昇率が高くなりました。唯一の下落セクターはゴムとなりました。ゴムセクターでも今秋、下落したのは、ゴムセクターの寄与度トップのブリヂストンだけでした。ブリヂストンは9日の引け後に発表した決算で通期の下方修正を発表し、その幅が大きかったことから売りがきつくなりました。

スタイルインデックスでは日経平均株価が上昇率トップとなり、REIT、マザーズ指数が伸び悩みました。

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今後の見通し

ドル円は102円を挟んでの展開となっていますが、日経平均株価は堅調な展開が継続し、5月末以来の1万7,000円台を窺がう動きです。200日移動平均線が1万7,217円にありますが、これを超えられれば、昨年12月中旬以来の200日移動平均線越えとなり、市場心理もかなり改善してくるとみられます。

株価を下支えしているのは、日銀による大きな買いも一因と言えますが、米国景気の堅調さが根本にはあると言えます。今週発表された小売企業の決算は良好で、12日の21時30分(日本時間)に発表される、小売売上高が良好であれば、足元49%となっている12月のFOMCにおける利上げ確率は一段と高まるでしょう。そうなれば、円高の進行もひと段落し、日本株にとってはより良い環境が揃うかもしれません。

懸念材料としては、そろそろ米国の夏休みが終わり、米大統領選挙へと関心が向かうことが挙げられます。ニューヨークタイムズのウェブによると、ヒラリー支持が46%、トランプ支持が39%と足元ではなっています。トランプはここのところ失言が相次いでいるのが響いているのでしょう。しかし、今年はブレグジットもあったため、市場はリスクをいったん織り込む動きを見せる可能性も、考慮しておくべきでしょう。

ニューヨーク・タイムズのサイト

http://www.nytimes.com/interactive/2016/us/elections/polls.html?_r=0

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本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本 資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。

光世証券株式会社 金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会

相場コメント動画 2016年8月2週分 

≪動画≫動画の内容は、ソフトバンクロボティクスのPepperを活用し、弊社が独自に実施しているものです。

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