(17:30)
債券市場は全般総じて小康状態、先物が流動性供給入札の結果がおおよそ堅調であった事から、多少反応する動きもあった。明日も同様に、膠着感強まりそう。ただ黒田総裁もジャクソンホール会合に合わせて米国出張中で、海外メディアを通したヘッドラインには注意。
月別: 8月 2016
マザーズ市場デイリーレポート(2016年8月25日)
マザーズ市場概況
マザーズ指数は前日比-4.98ポイントの909.75ポイントで一日の取引を終えました。日中高値は917でほぼ寄付き高値となり、その後はじりじり下げました。日中安値は909.14となり、ほぼ安値引けだったと言えます。上昇銘柄数は89銘柄(40%)、下落銘柄数は120(54%)、変わらずは12(5%)、マザーズ指数の騰落レシオは81.8、売買代金は610億円と前日比で30億円減少しました。
下落寄与度上位銘柄はそーせい(4565)、GNIグループ(2160)、ジグソー(3914)、上昇寄与度上位銘柄はサイバーダイン(7779)、ミクシィ(2121)、日本アセットマーケティング(8922)でした。寄与度上位銘柄ですが、特に材料のない中の動きとなっています。
マザーズ先物は前日比変わらずの902.5ポイントで取引を終えました。出来高は132枚と依然として少なくなっています。先物と現物のスプレッドは若干縮小傾向にあります。
東証1部概況
TOPIXは前日比-0.19%と小幅安で、1304.27ポイントとなりました。注目される明日の夜のイエレン議長の講演を前に全体的に小動きでした。セクタ別で下げが大きかったのは素材関連で、非鉄金属、石油石炭、鉱業でした。上昇したのは空運、保険、ゴムでした。
本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本 資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
光世証券株式会社 金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会
マザーズ市場デイリーレポート(2016/8/24)
マザーズ市場概況
マザーズ指数は前日比4.63ポイントの914.73ポイントと、2日連続の上昇で取引を終えました。上昇寄与度上位銘柄はエナリス(6079)、そーせい(4565)、モルフォ(3653)、下落寄与度上銘柄はミクシィ(2121)、メドレックス(4586)、サンバイオ(4592)でした。上昇銘柄数は101(45.7%)、下落銘柄数は106(48%)、変わらずは14(6%)、騰落レシオ(25日)は82.9、売買代金は640億円と前日比で95億円減少しました。
エナリスはKDDIの提携発表後の上昇後、若干調整していましたが、本日は再び上昇に転じストップ高となりました。モブキャストは7月19日より国内とオーストラリア、ニュージーランドで先行配信していた、スマホ・タブレット向けゲーム「LUMINES パズル&ミュージック」を9月1日より世界配信するとの発表が好感されました。
22日に第3相臨床試験で優位債が示されなかったと発表し、2日連続でストップ安しているメドレックスは、638円で寄り付いたものの、売り物は止まらず、前日比100円安の599円と再びストップ安の展開になりました。
マザーズ先物概況
マザーズ先物は前日比5.5ポイント上昇の904ポイントとなりました。現物とのスプレッドは若干縮小しましたが、依然1%弱あります。出来高は125枚と上場来最低枚数を更新しました。前日時点の建玉は3,365枚となりました。
東証1部概況
TOPIXは前日比で0.71%上昇の1306.71ポイントとなりました。上昇セクターは金属、保険、輸送用機器、下落セクターは水産農林、石油石炭、小売り、スタイルインデックスではコア30の上昇が目立つため、海外勢の買いが推測されます。上昇銘柄数は1229、下落銘柄数は585、東証1部の騰落レシオは85.2と低い水準にあります。
本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本 資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
光世証券株式会社 金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会
JGBトレーディングフロア(2016年8月24日)
(10:10)
日銀買オペ通知 1-3年・3-5年・10-25年・25年超
http://www3.boj.or.jp/market/jp/stat/of160824.htm
(12:00)
10-25年は実勢近辺ながらも、1-3・3-5年は小甘いところで決まった感がある。
落札結果
http://www3.boj.or.jp/market/jp/stat/ba160824.htm
(17:30)
20年債入札に絡むいわゆる日銀トレード通過で、再びレンジの中心に戻る動き。イエレン議長の講演を控え、海外の金利動向に警戒する向きもあるようだ。
本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
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マザーズ先物とマザーズ指数のスプレッドの大きさ
当社のマザーズ市場デイリーレポートではマザーズ先物の概況も取り上げています。その中でマザーズ先物と現物指数のスプレッドがどうなっているかが毎日記され、チャートも作られています。本日はそのスプレッドがどのようなものであるかを少し見てみたいと思います。
先物の理論価格と裁定取引
現物指数の派生商品である先物は、最終決済日にある一時点の現物指数の価格にて決済されるため、先物と現物指数は最終的に同一の価格になります。そのため、金利と将来の配当が分かれば、現物の価格から先物の理論価格を算出することが出来ます。もし理論価格から先物の価格がずれれば、割高な資産を売り、割安な資産を買う、裁定取引が入り価格の訂正が行われます
裁定取引の例として、ある資産Aに先物があると仮定します。現物の価格が1,000円、先物価格が1,100円でした。単純化のため、金利、配当、手数料、税金がゼロだとすると、先物を売り、現物を買い、最終決済日にそのポジションを決済すると100円の利益になります。
日経平均とTOPIXの先物と現物のスプレッド
日経平均とTOPIXのスプレッドは下のチャート1のようになっています。この値はのちに採り上げるマザーズ先物が上場した7月19日から8月22日の1分足で、現物と先物ともに値が付いた時間の、先物価格から現物価格を引いたものを先物価格で割り、スプレッドをパーセンテージで見たものです。時折、大きくかい離している局面がありますが、ほぼ一定の値になっているということが言えます。
数値でみると、日経平均のスプレッドの中央値は‐0.12%、標準偏差は0.05%、TOPIXのスプレッドの中央値は‐0.08%、標準偏差は0.04%となっています。ここのところ、現物の方が高い水準でスプレッドが安定しているのは、日銀のETF買いにより、現物に対する買い需要が大きいことから、このようになっていると見られます。
マザーズ先物と現物のスプレッド
チャート2の緑線がマザーズ先物と現物のスプレッドです。対比のために、日経平均とTOPIXのスプレッドも掲載したのですが、2つと比較するとスプレッドが大きくなっていることが分かります。
スプレッドが大きくなっている原因ですが、一つには先物上場直後から先物の方が割安となっており、裁定取引ができない状態になっていることが挙げられます。先物の方が割安なのであれば、先物を買って現物を売るポジションを作れば良いと思われるかもしれませんが、現物を売る場合、逆日歩などでコストが確定できないリスクが発生し、収益の見通しが立たなくなるため、あまり行われません。
もう一つには投資家にニーズが売りに偏りやすいということも挙げられます。割安な先物を利用した運用などが広まれば、もう少しスプレッドは小さくなるのかもしれませんが、現物を保有しそのリスクを先物で回避するというような運用を行われる方が多いため、先物が安くなる傾向にあります。当社のマンスリーレポート8月号の特集でも取り上げたように割安な先物を使い、マザーズ指数に連動した運用を行うようなことは有用であると思われます。
もう一つとしては、マザーズ先物、現物ともに流動性が低いことです。裁定取引を行うためには現物を購入し先物を売る必要があります。その売買が価格を動かしてしまう場合、スプレッドはどうしても大きくなってしまいます。
以上のような理由から、マザーズ先物と指数のスプレッドは大きくなっていると思われます。しかし、このようにこれまでの上場商品と異なるということは、逆に何らかの使い道があるということであり、今後はその辺りも研究していきます。
裁定取引に関して詳しく知りたい方へ
日本証券業協会 : 「裁定取引」とはどういうものですか?
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