JGBトレーディングフロア(2024年4月18日)

債券相場は上昇。米長期金利低下に加えて、この日の超長期債を対象とした流動性供給入札が無難な結果となったことで午後は買いの勢いが強まった。足元での米金利上昇やドル円相場の円安基調に一服感が見えたことで、買い控えていた一部投資家の資金が入ったようだ。この日佐賀県で行われた日銀の野口審議委員の講演でのややハト派的な内容が相場の下支えになったとの声も聞かれた。

【メモ】
☆流動性供給入札(404回、残存期間15.5年超39年未満)落札結果
募入最大利回り較差 -0.017%、募入平均利回り較差-0.022%、応札倍率2.27倍(前回2.87倍)。

☆日銀野口審議委員の主な発言(佐賀県金融経済懇談会)
・「経済・ 物価・金融情勢に応じて短期金利の操作を行うような『潤沢な準備預金を伴った政策金利調整』の枠組みに本格的に移行する」
・「政策金利の段階的な引き上げ、国債購入額の調整を通じたバランスシート調整などが、情勢を慎重に見極めつつ行われる」
・(政策金利調整のペース)「他の主要中央銀行の最近の例とは比較にならないほどゆっくりとしたものになることが予想される」
・「物価が基調的に2%近傍で上昇し続けるという状況に至るまでには相応の時間を要する」
・(大規模緩和で拡大したバランスシートについて)「とりわけ市場機能の改善のためには、将来のある段階でバランスシートの縮小に着手していくことが望ましい」
・(足元での円安進行に関し)「コストプッシュに伴う物価上昇は一時的なものであり、その影響を見極めることが基本的な対応になる」「コストプッシュが基調的な物価の上昇に結び付けば政策対応が必要になるとし、基調への影響を十分に見ていく」
・(年内の追加利上げの可能性について)「あるともないとも言えない。今年中にやるつもりはないと言うつもりはない」他。


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
光世証券株式会社
金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会

JGBトレーディングフロア(2024年4月17日)

債券相場は下落。長期金利は昨年11月以来の高水準(0.885%)を付けた。米パウエルFRB議長の利下げに慎重な姿勢を受けて米金利が上昇し、国内債もその流れを受けて売りが先行した。またこの日の定例日銀オペで中長期ゾーンの売り需要が確認されたことも重しとなった。国内のBEI(期待インフレ率)は150bpsを上回ってきており、為替の円安進行による物価上昇圧力が日銀の追加利上げを促すとの見方も強まっているようだ。

【メモ】
☆日銀買入オペ1-3年3750億円、3-5年4250億円、5-10年4750億円、10-25年1500億円。
応札倍率は、1.82、1.61、3.59,2.91倍。


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JGBトレーディングフロア(2024年4月16日)

債券相場は下落。米長期金利上昇や、ドル円相場が34年ぶりの円安水準となり、輸入物価の上昇によるインフレ圧力の高まりが日銀の追加利上げを促すとの観測につながった。2年債利回りは2009年11月以来の水準(0.275%)、また5年債も一時0.5%に迫る2011年4月以来の水準(0.495%)を付けた。ただこの日行われた流動性供給入札が強めの結果となり、午後は一部買戻しの動きから下げ幅を縮める展開となった。

【メモ】
☆流動性供給入札(402回、残存期間5年超15.5年以下)落札結果
募入最大利回り較差 -0.001%、募入平均利回り較差-0.001%、応札倍率3.10倍(前回2.90倍)。


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JGBトレーディングフロア(2024年4月15日)

債券相場は小幅上昇。イスラエルとイランの対立が激化する中、リスク回避の動きで米国債が買われた流れを引き継ぎ、国内債にも買いが入った。一方で、中東情勢の緊迫化による資源価格の上昇やドル高の流れがインフレにつながることを警戒する向きもあり、情勢が不透明な中での買いの動きは限定的で、上げ幅は徐々に縮める展開となった。

【メモ】
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JGBトレーディングフロア(2024年4月12日)

債券相場は中長期債を中心に下落。新発5年債利回りは2011年4月以来13年ぶりの高水準(0.49%)を付けた。引き続き日銀の早期追加利上げへの警戒感から売りが優勢だった。またこの日の日銀の定例国債買い入れオペも、前回と同じオファー額が通知されるも応札はやや高めとなり、相場の重しとなった。一方、超長期債のうち30年債と40年債に買いが入った。超長期ゾーンは昨年後半の利回り水準を上回っており投資家からの一定の需要が相場を押し上げたようだ。

【メモ】
☆日銀買入オペ1-3年3750億円、3-5年4250億円、5-10年4750億円。
応札倍率は、3.35、2.29、2.48倍。


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