JGBトレーディングフロア(2021年11月1日)

債券相場は上昇。衆議院選挙で自民党が絶対安定多数を維持したことで過度な財政拡大による国債増発懸念が後退し買いが優勢だった。今週11/2~/3でFOMCを控える中、国内は11/3が祝日となることもあり、この日の10年債入札は慎重な応札となったが、0.10%を上回る落札利回りとなったことで、その後の市場で一部投資家の買いが入ったようだ。

【メモ】
☆10年債入札(364回,CPN 0.1%)落札結果
最低落札価格99円88銭(0.112%)、平均落札価格99円93銭(0.107%)、応札倍率3.14倍(前回2.15倍)。(事前予想価格99円90銭)


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
光世証券株式会社
金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会

JGBトレーディングフロア(2021年10月29日)

債券相場は長期債が下落。週明けの10年債入札を前にしたポジション調整や、米国債が時間外取引で弱めに推移したことで先物が売りに押され、連れる形となった。一方で米国の超長期ゾーンのイールドカーブがフラット化したことや国内投資家の需要期待から超長期債には買い圧力が掛かった。

【来週のスケジュール】
11/1
<国内予定>
10年利付国債入札 / 自動車販売台数(10月)<国内決算> 小野薬(4528) / エーザイ(4523) / CTC(4739) / 塩野義薬(4507) / 京セラ(6971)ほか
<海外予定>
【米国】米建設支出(9月) / 米ISM製造業景況指数(10月) / マークイット米製造業PMI(10月)
【欧州】国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26,英グラスゴー) / マークイット・ユーロ圏製造業PMI(10月)
【その他】中国財新製造業PMI(10月)
<海外決算>
ウエストパック銀行 / NXPセミコンダクターズほか

11/2
<国内予定>
日銀金融政策決定会合議事要旨(9月21-22日分) / 日銀国債買いオペ(1-3,3-5,1-25年) / マネタリーベース月末残高(10月) / 営業毎旬報告 <国内決算> 協和キリン(4151) / 丸紅(8002) /東ソー(4042) / 三井物(8031) / 横河電機(6841) / 花王(4452) / JAL(9201) / 住友電工(5802) / JR西日本(9021) / 日本製鉄(5401) / ZHLD(4689) ほか
<海外予定>
【米国】米FOMC(3日まで) / 米州知事選(ニュージャージーとバージニア)、市長選(ニューヨークなど) / 米自動車販売(10月)
【欧州】*****
【その他】豪中銀,政策金利発表<海外決算> BP / スタンダードチャータード / ファイザー / デュポン / Tモバイル / プルデンシャルほか

11/3
<国内予定>
祝日(文化の日)
<国内決算> *****
<海外予定>
【米国】米FOMC声明発表,議長会見 / ISM非製造業総合景況指数(10月) / 製造業受注(9月) / マークイット米総合,サービス業PMI(10月)
【欧州】マークイット・ユーロ圏総合・サービス業PMI(10月) / ユーロ圏失業率(9月)
【その他】中国財新コンポジット・サービス業PMI(10月)
<海外決算>
BMW / メットライフ / エレクトロニック・アーツ / クアルコムほか

11/4
<国内予定>
10年物価連動国債入札
<国内決算>
日本郵船(9101) / 住友商(8053) / オリックス(8591) / リコー(7752) / ソフトバンク(9434) / SUMCO(3436) / コナミHD(9766) / 任天堂(7974) / 富士フイルム(4901) / トヨタ(7203) / ダイキン工(6367) ほか
<海外予定>
【米国】米貿易収支(9月)
【欧州】英中銀が政策金利発表,金融政策報告 / ECB総裁,イベントで冒頭挨拶 / OPECプラス」閣僚級会合 / ユーロ圏PPI(9月) /  独製造業受注(9月)
【その他】*****
<海外決算>INGグループ / ソシエテ・ジェネラル / クレディ・スイス / コメルツ銀 / モデルナ / AIG /  ウーバーほか

11/5
<国内予定>
国庫短期証券(3カ月)入札 / 日銀社債買い入れオペ(1-3年) / GPIF,21年度第2四半期運用状況 / 家計支出(9月)<国内決算>伊藤忠(8001) / 日清食品ホールディングス(2897) / 旭化成(3407) / 三菱商(8058) / JFEHD(5411) / クボタ(6326) / オリンパス(7733) / 三井不(8801) / ホンダ (7267) ほか
<海外予定>
【米国】米雇用統計(10月) / 米消費者信用残高(9月)
【欧州】ユーロ圏小売売上高(9月) / 独鉱工業生産(9月)
【その他】中国国際輸入博覧会(CIIE)(上海)


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
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JGBトレーディングフロア(2021年10月28日)

債券相場は上昇。欧米市場で長期金利が大幅に低下した流れを受けて、買い圧力が掛かった。もっとも、今晩の米GDP発表や来週の米FOMCを控えていることや今週末の衆議院選挙を控えて相場の上値は限定的だった。日銀の金融政策決定会合は予想通り現状維持となり、相場への影響もほとんど見られなかった。

【メモ】
☆日銀は経済・物価情勢の展望(展望リポート)で、2021年度の実質国内総生産(GDP)と消費者物価(生鮮食品除く、コアCPI)の見通しを下方修正した。

☆日銀黒田総裁会見内容(出所:Bloomberg)
<円安について>
(日本経済に)「プラスなのは確実」
「輸入コストの上昇によるマイナスの影響をかなり上回っている」
「ファンダメンタルズの範囲内」
(YCCによる影響で)「他の条件が等しければ円安をもたらす可能性がある」

<物価動向について>
(日本のインフレが高進するリスクは)「極めて限定的」
「円安の功罪、その時々の経済・物価情勢で変化する」
「国際商品市況の上昇、ある程度は消費者物価に転嫁される」
「企業物価と消費者物価のギャップ、すぐに縮小しない」
「国内要因の供給制約はない、設備・雇用は維持されている」
「欧米はスタグフレーションではない、インフレは一時的」
「米国のテーパリング、金利や為替への影響は想定されない」


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JGBトレーディングフロア(2021年10月27日)

債券相場は超長期債が上昇。朝方は海外で利上げ観測がくすぶる中で中期ゾーンの弱さが目立ち、先物は一時4月以来の水準まで下落、2年債入札も弱めの結果となった。ただ相対的に超長期ゾーンは水準感から利回り狙いの買いが入っていたことや米国債が時間外取引で利回り低下の動きに転じたことで、午後からは切り返し、中長債相場も前日の水準を上回った。

【メモ】
☆2年債入札(430回,CPN 0.005%)落札結果
最低落札価格100円19銭5厘(-0.092%)、平均落札価格100円20銭5厘(-0.097%)、応札倍率4.04倍(前回4.24倍)。(事前予想価格100円20銭)


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JGBトレーディングフロア(2021年10月26日)

債券相場は中長期債が下落。この日は5年ゾーンの中期債や先物の弱さが目立った。前日の米長期金利は、いったん上昇したのちに切り返し低下基調に転じたが、その影響は限定的。衆議院選挙を控える中、国債増発懸念がくすぶっていることや、国内株高が上値を抑える形になったようだ。一方で超長期ゾーンはその水準感から押し目買いが入り、利回り曲線はフラット化した。

【メモ】
☆本日の日銀買入オペは、3-5年4500億円、5-10年4250億円、物価連動債600億円(金額は事前通知通り)。応札倍率はそれぞれ2.87、2.17、3.73倍。


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