JGBトレーディングフロア(2020年3月4日)

債券相場は上昇。新型コロナウイルスの感染拡大による景気懸念に対応してFRBが緊急利下げに踏み切り、米長期金利が初めて1%を割り込んだことを受けて、国内債にも買い圧力がかかった。先物3月物が前場終了間際に154円44銭と中心限月ベースで昨年11月以来の高値を更新したが、午後に入ると154円10銭まで上げ幅を縮小。

【メモ】
☆本日の日銀買入オペは、1年以下500憶円、1-3年4200憶円、3-5年3400憶円(金額据え置き)。応札倍率は、2.78倍、3.14倍、3.34倍。

☆総裁発言(参院予算委員会)
「中国からの訪日客は大きく減少しており、大手百貨店売上高が前年比でかなりのマイナスになっている」
「(先行きは)コロナウイルスの感染拡大がどのように収束するかによる」。
「(日本経済は10-12月期の大きな落ち込みから1-3月期は)回復すると考えていたが、今や新型コロナウイルスの感染拡大が、すでにインバウンド消費や輸出などに影響している」
「(収束が長引く場合は)中国経済のプレゼンスの大きさや消費者マインドへの波及リスクを考えると、影響が大きくなる可能性は十分に意識しておく必要がある」
「(日銀として)経済、金融資本市場の動向を注視し、必要に応じて適切な対応を取っていきたい」。


 本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
光世証券株式会社
金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会

JGBトレーディングフロア(2020年3月3日)

債券相場は安く始まるも、下げ幅を縮小する展開。この日に実施された10年債入札も弱い結果となり一段と売られる場面も見られたが、その後の国内株が下落に転じたことが下支えとなり、巻き戻しの動きとなった。

【メモ】
☆10年債入札(357回債,CPN0.1%)入札結果
最低落札価格101円84銭(-0.086%)、平均落札価格101円98銭(-0.100%)、応札倍率3.20倍(前回3.63倍)。(事前予想中央値101円97銭)


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JGBトレーディングフロア(2020年3月2日)

債券相場は下落。先週末の米国債が、新型肺炎の影響が懸念されるなかでパウエル FRB 議長が緊急声明を発出、次回FOMCでの利下げを示唆したことで大幅低下し、国内債も、朝方はその流れを引き継いだ。その後、午前10時前の日銀の総裁談話公表と臨時の資金供給を好感して株式相場が反発したことで売りが優勢に転じた。

【メモ】
<総裁談話>
最近の内外金融資本市場では、新型コロナウイルス感染症の拡大により経済の先行きに対する不透明感が強まるもとで、不安定な動きが続いている。日本銀行としては、今後の動向を注視しつつ、適切な金融市場調節や資産買入れの実施を通じて、潤沢な資金供給と金融市場の安定確保に努めていく方針である。


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ウィークリーレポート(2020年2月28日)

新型コロナウィルスの経済への悪影響を嫌気して、日経平均は5日全敗、週間で▲9.59%と大幅下落。NYダウも週間で▲3583ドルの下落と、記録的な下げ幅となりました。
騰落レシオは53.30とリーマンショック後の2008年1月以来の低水準まで低下、日経ボラティリティ指数は42.81ptと2018年VIXショックを超え2016年BREXITショック以来の高水準まで上昇するなど、売られすぎの反応が見えてきました。

日本国内では、マーケット以外にもややヒステリックな反応が出始めておりコロナ騒動も行きすぎな感じがします。
(毎日) トイレットペーパー買い占め相次ぐ 新型肺炎の影響巡りデマ 熊本で
https://mainichi.jp/articles/20200228/k00/00m/040/055000c

2/28(金)には東証一部出来高4兆円を超える大商いとなり、また同日夜間のNYダウも終値ベースでは前日比マイナスであるものの安値から+589ドルの上昇を見せているなど、いったん底入れ/あや戻しとなりそうです。ただし、ザラバ中に加速度的に投げ売られていく局面がなかったことから、本格的な底入れはもうしばらく先と思われます。
NYダウの過去の調整パターンと比較すると、2018年VIXショックが下落率/日数とも似ており、同様のパターンならここから3月中旬まで28000ドル回復を目指していく展開となります。

反発局面をサポートする好材料としては、29日夜に安倍首相が発表した新型コロナ緊急対策の第二弾への期待、FRB利下げ期待などがあげられます。悪材料としては、中国2月PMI 35.7(前月50)、グーグル従業員から感染確認されるなど米国での感染拡大となります。

反発の有無にかかわらず、中国武漢の閉鎖のみならず、日本国内でも各種イベントが自粛されるなど、景気への悪影響は必至ですので、目先の景気後退を織り込むなら予想PERから(平均)21891円~(下限)19205のレンジを意識します。


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光世証券株式会社
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JGBトレーディングフロア(2020年2月28日)

債券相場は大幅上昇。新型肺炎の世界的な感染拡大を懸念して米長期金利が連日の過去最低更新した上、日本株が大幅続落となり、国内債への逃避需要が強まった形。2年国債入札の順調な結果も相場を支えた。

【メモ】
☆2年債入札(410回債,CPN0.1%)入札結果
最低落札価格100円68銭5厘(-0.241%)、平均落札価格100円68銭5厘(-0.241%)、応札倍率4.59倍(前回4.49倍)。(事前予想中央値100円67銭)

【来週のスケジュール】
3/2
<国内予定>自動車販売台数(2月)
<海外予定>【米国】ISM製造業景況指数 (2月) / 建設支出 (1月) / マークイット米製造業PMI (2月)【欧州】EU,離脱した英国との交渉開始 / OECD経済見通し / イスラエル総選挙 / ユーロ圏製造業PMI(2月)
【中国】財新製造業PMI(2月)

3/3
<国内予定>10年利付国債入札 / マネタリーベース(2月) / 消費者態度指数 (2月)
<海外予定>【米国】大統領選スーパーチューズデー / 自動車販売 (2月)
【欧州】ユーロ圏CPI(2月) / ユーロ圏PPI(1月) /ユーロ圏失業率(1月)
【その他】RBA政策金利発表

3/4
<海外予定>
【米国】米地区連銀経済報告(ベージュブック) / 米セントルイス連銀総裁あいさつ / ISM非製造業総合景況指数 (2月) /マークイット米サービス業PMI(2月) / マークイット米コンポジットPMI(2月)【欧州】ユーロ圏総合PMI(2月) / ユーロ圏サービス業PMI(2月) / ユーロ圏小売売上高 (1月)【中国】財新サービス業PMI(2月) / 財新コンポジットPMI (2月)【その他】豪GDP(4Q) / ブラジルGDP (4Q)

3/5
<国内予定>30年利付国債入札
<海外予定>
【米国】ダラス連銀総裁講演 / ニューヨーク連銀総裁講演 / カーニー英中銀総裁講演(ロンドン) / 製造業受注 (1月)【欧州】ジュネーブ・モーター・ショー /OPEC臨時総会

3/6
<国内予定>国庫短期証券(3カ月)入札 /家計調査(1月) / 景気動向指数(1月)
<海外予定>【米国】雇用統計(2月) / 米貿易収支(1月) / 米卸売在庫(1月)
【欧州】OPECプラス会合(ウィーン) / 独製造業受注 (1月)

3/7
<海外予定>中国貿易収支 (1-2月) / 中国外貨準備高 (2月)


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