日本企業の決算好調を背景に日本株を買う動きが継続(2017年11月1週)

日本企業の業績の好調が好感され、日本株は強い展開となりました。米国株は、決算がアナリストコンセンサスを上回っても売られる銘柄も目立ち、前週比で横ばいとなっています。また、米国では法人減税が段階的になるとの見通しや遅れるとの報道が見られたことから、減税の恩恵が大きいと見られる中小型株を中心に売りが優勢となる場面がありました。
また日銀、FRB共に政策会議が行われましたが、予想通り政策に変更はありませんでした。米国の経済は堅調ということで、12月のFOMCでは政策金利の利上げが行われるというのがコンセンサスとなっています。

日本企業の決算発表は好調なものが多く、ソニー、京セラなど大きく上げる銘柄が目立ちました。そのため米国株が上昇しなくとも、CMEで取引されている日経平均先物が上昇して帰ってくることが多く、海外勢が日本株のポジションを増やしていることが感じられる週となりました。

週間のセクター動向は値上がりが27、値下がりが6、上昇率上位は海運、鉱業、パルプ紙、下落したのは証券・商品、銀行、保険となりました。スタイルインデックスではREITのみが小幅に下落となりました。上昇率上位は日経平均株価、マザーズ、TOPIXグロースでした。

今後の見通し
今週も連日強い展開が継続しました。企業業績の好調から買われており、株価が上昇しても割高感は感じられません。来週も決算発表が続きますが、好決算の銘柄をポートフォリオに入れることが出来れば、強い相場以上の運用成績を残せると思います。大型株の方が選好される展開が当面続くと思われます。
小型株はいつから盛り上がるのかとの声もありますが、小型株は12月のIPOシーズン明けくらいから大型株をアウトパフォームするのではないかと見られます。例年通り1月の小型株効果が見られるのではないでしょうか。



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