円安を好感し株価は堅調に推移(2017年5月24日)

株式市場概況

 米株の上昇やドル円が円安ドル高方向に動いたことから日本株は堅調な動きとなり、TOPIX指数は前日比+0.63%の1575.11ポイント、日経平均株価は前日比+0.66%の1万9,742円となりました。ムーディーズが中国の格付けをAA3からA1に1段階引き下げたとのニュースがありましたが、日本株に影響はなく、上海総合指数も寄り後は前日比で1%ほど下落したものの、引けにはほぼ変わらずまで戻しました。
 セクター別では値上がりが31、値下がりが2、上昇率が大きかったのはその他製品、海運、証券商品、下落したのは医薬品、情報通信のディフェンシブとなりました。スタイルインデックスではマザーズ指数、TOPIXラージ70、TOPIXバリューの上昇が目立ち、下落はREIT指数のみとなりました。

 個別では東芝(6502)が、米国ウエスタンデジタルが2兆円で半導体子会社の「東芝メモリ」の買収提案を行っていると報じられ、前日比19.4円高の251.5円、ブイ・テクノロジー(7717)は大型受注の発表から前日比+1,380円の22,490円となりました。しまむら(8227)は5月の既存店売上高が前年同月比‐4.5%と伸び悩み、前日比‐1540円の14,310円まで売られました。

 今晩の米国市場ではFOMC議事録が注目されます。

マザーズ市場概況

 マザーズ指数は前日比10.22ポイントの1088.1ポイントと上昇して一日の取引を終えました。マザーズ市場の上昇銘柄数は164(69.8%)、下落銘柄数は65(27.7%)、変わらずは6(2.6%)、売買代金は前日比104億円の1099億円と前日比で増加しました。
上昇寄与度上位銘柄はメタップス(6172、前日比255、終値3,285)、じげん(3679、前日比117、終値1,597)、Gunosy(6047、前日比58、終値2,148)、下落寄与度上位銘柄はジーエヌアイグループ(2160、前日比-16、終値427)、ディー・ディー・エス(3782、前日比-21、終値910)、ミクシィ(2121、前日比-10、終値6,870)となりました。売買代金上位銘柄はリミックスポイント(3825、前日比-12、終値383)、ソレイジア・ファーマ(4597、前日比-2、終値618)、ASJ(2351、前日比281、終値1,313)でした。

マザーズ先物は前日比10ポイントの1076ポイントで一日の取引を終えました。出来高は126枚でした。



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