トランプ大統領への不安から小幅に調整する動きに(2017年5月17日)


株式市場概況

 米国の取引引け後に、トランプ大統領が近ごろ解任したコミーFRB朝刊に対し、フリン大統領補佐官への捜査の中止を求めていたとの関係者が明らかにしたとの報道から、ドル円が円高に推移したことから、日本株は弱い展開となりました。TOPIX指数は前日比-0.53%の1575.82ポイント、日経平均株価は-0.53%の19,814円となりました。4月14日以来、久々に大きめの調整となりました。ドル円は昨日日本株の引け時間帯の113円40銭レベルから112円30銭レベルまで約1円の円高ドル安となりました。
 個別株では決算の良かった住友化学(4005)が20円高の624円となりました。また、秋篠宮ご夫妻の長女眞子さまが大学時代の同級生とご婚約されることが分かり、ブライダル関連銘柄が上昇し、ワタベウェディング(4696)が27円高の567円、クラウディア(3607)が10円高の567円となりました。
 セクター動向は値上がりが4、値下がりが29となりました。上昇が大きかったのは食料品、電気ガス、その他製品、下落が大きかったのは石油石炭、海運、保険となりました。スタイルインデックスではREIT、東証2部が上昇した一方で、TOPIXバリュー、TOPIXラージ70、コア30など割安な大型株の下落が目立ちました。

 日本の経済指標では機械受注(3月・前年比)が-0.7%(前月5.6%)と減速気味の値でした。設備稼働率(3月・前月比)も弱く-1.6%となりました。

マザーズ市場概況

 マザーズ指数は前日比-3.73ポイントの1066.88ポイントと下落して一日の取引を終えました。マザーズ市場の上昇銘柄数は98(41.7%)、下落銘柄数は132(56.2%)、変わらずは5(2.1%)、売買代金は前日比-155億円の1016億円と前日比で減少しました。
上昇寄与度上位銘柄はITbook(3742、前日比59、終値651)、ドリコム(3793、前日比75、終値1,795)、フリークアウト・ホールディン(6094、前日比135、終値3,345)、下落寄与度上位銘柄はそーせいグループ(4565、前日比-230、終値11,280)、CYBERDYNE(7779、前日比-35、終値1,521)、ジーエヌアイグループ(2160、前日比-11、終値469)となりました。売買代金上位銘柄はソレイジア・ファーマ(4597、前日比-10、終値615)、ミクシィ(2121、前日比-10、終値6,760)、ドリコム(3793、前日比75、終値1,795)でした。

マザーズ先物は前日比-5ポイントの1054ポイントで一日の取引を終えました。出来高は133枚でした。



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