株式市場概況
米国株の下落やドル円が一時1ドル=109円を割り込む動きとなったことから、日本株は弱い動きとなり、TOPIX指数は前日比-11.23ポイント(-0.76%)の1468.31ポイント、日経平均株価は-125.77ポイント(-0.68%)の18426.84ポイントで取引を終えました。後場は株価が戻す展開となりましたが、北朝鮮に呼ばれた報道陣に公開された大きな出来事とは、新しい街路の開通だったとの報道があり、地政学リスクが低下したと認識されたことが要因でした。
ドル安の動きは、トランプ大統領がウォールストリートジャーナルに「ドルが強すぎる」と発言したことが要因となりました。
セクター別では電気ガス、水産農林、パルプ紙の3セクターが上昇、下落は石油・石炭、鉄鋼、鉱業など素材関連の弱さが目立ちました。スタイルインデックスでは、マザーズ指数が3日ぶりに反発した他は下落しました。
東芝(6502、前日比-11.1円、終値210.1円)は、半導体事業売却に関して、合弁事業を手掛けている米国のウエスタンデジタルとの契約に違反する可能性があると報道されたことにより、売り優勢となりました。
経済指標では3月の中国の貿易収支が発表され、輸出が大幅に伸び、239.3億ドルと予想以上の貿易黒字となりました。2月は91.5億ドルの貿易赤字となっていました。
マザーズ市場概況
マザーズ指数は前日比13.74ポイントの992.5ポイントと上昇して一日の取引を終えました。マザーズ市場の上昇銘柄数は145(64.7%)、下落銘柄数は71(31.7%)、変わらずは8(3.6%)、売買代金は前日比-136億円の966億円と前日比で減少しました。
上昇寄与度上位銘柄はそーせいグループ(4565、前日比500、終値11,050)、CYBERDYNE(7779、前日比27、終値1,541)、サイバーステップ(3810、前日比400、終値1,903)、下落寄与度上位銘柄はSHIFT(3697、前日比-300、終値984)、エルテス(3967、前日比-1,390、終値6,230)、JMC(5704、前日比-393、終値1,865)となりました。売買代金上位銘柄はサイバーステップ、そーせいグループ、ジーエヌアイグループ(2160、前日比-2、終値828)でした。
マザーズ先物は前日比6ポイントの970ポイントで一日の取引を終えました。出来高は1188枚でした。
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