新年度初日は強い展開に(2017年4月3日)

株式市場概況

株価は上昇し、TOPIXは前日比+0.29%の1517.03ポイント、日経平均株価は前日比+0.39%の18983.23ポイントで取引を終えました。本日は前日比プラスで寄り付いたものの、その後は19,000円を下回っての推移となっていましたが、14時過ぎから上値を積極的に買われる動きが見られ、19,000円を上回りました。その後再び下げ、日経平均株価の引け値は19,000円を割り込んで引けましたが、現物引け後15分間取引が行われる先物は19,050円で引けました。

本日は、第1四半期に強かったマザーズ指数が弱く、また大型株では金融関連が売られ、上値が重い展開となっていました。14時の買いはきっかけなどはなかったものの、先物に買いが入ったようです。

セクター別ではその他製品、食料品、水産農林の上昇率が大きく、石油・石炭、非鉄金属、鉄鋼の下げが大きくなりました。内需関連への買いに対し、素材や金融関連への売りという展開で新年度の取引が開始されました。

スタイルインデックスではミッド400、TOPIXグロース、日経平均が強く、マザーズ、REIT指数、TOPIXバリューが下落となりました。

個別では3度目の決算発表の延期の可能性が報道された東芝(6502、前日比-13.2円、終値228.2円)が大きく下落しました。一方、半導体関連は買いが優勢となり東京エレクトロン(8035、前日比+290円、終値12,445円)が高くなりました。

今週、世界の注目は6、7日に行われる米中首脳会談に集まります。

マザーズ市場概況

マザーズ指数は前日比-7.61ポイントの1063.28ポイントと下落して一日の取引を終えました。マザーズ市場の上昇銘柄数は70(31.1%)、下落銘柄数は148(65.8%)、変わらずは7(3.1%)、売買代金は前日比267億円の1239億円と前日比で増加しました。

上昇寄与度上位銘柄はジーエヌアイグループ(2160、前日比63、終値920)、ミクシィ(2121、前日比60、終値5,420)、WASHハウス(6537、前日比330、終値5,790)、下落寄与度上位銘柄はそーせいグループ(4565、前日比-320、終値10,560)、ディー・ディー・エス(3782、前日比-36、終値1,198)、Gunosy(6047、前日比-72、終値2,470)となりました。売買代金上位銘柄はジーエヌアイグループ、そーせいグループ、ディー・ディー・エスでした。

マザーズ先物は前日比-9.5ポイントの1042ポイントで一日の取引を終えました。出来高は434枚でした。


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光世証券株式会社 金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会

新年度初日は強い展開に(2017年4月3日)” への2件のフィードバック

  1. 貴社の株主です。3万4銭株ほど所有しています。貴社の解説は詳細で大変参考になりますが
    下記事項が不満です。
    (1)貴社の予算、予定に対する進捗状況、市場環境変化などのコメントがあった方が良い。株の
      売買に参考になる。
    (2)貴社の配当政策に対する姿勢、意気込みなど(出来れば見込みも)の記載も欲しい
    (3)貴社のアピールと施策があった方が良い。
     要するに折角のサービス精神に株主に対するIR要素を入れて欲しいです。一株利益に対する
     貴社の経営不安もありますが。

  2. 植田 茂夫様

    いつも当ブログを愛読頂き有難うございます。
    また、当社に対し、ご丁寧なコメントを賜り有難うございました。

    さて、当社は、HPにも記載しているところですが、以下の

    ・お客様に満足いただける金融サービスの提供
    ・金融市場の担い手としての役割を果たすこと

    を経営の基本理念としております。

    収益数字の目標を設定し、その達成を第一としますと、時に
    顧客にご負担をかけたり、過大なリスクをとったりすることにも
    なりかねません。

    また、配当に関しては、内部留保の充実を考慮しながら
    継続的・安定的であることを一貫した方針としております。

    以上のようなことから、経営戦略・計画のアピールの点で、
    他社様と比べると、やや趣きが異なる印象があるかもしれません。

    ではありますが、株主様はもとより投資家、お客様に対するIRは
    重要な施策と考えております。

    今般、頂戴したご提案を参考に、より良いIRへと改善を行って
    参りたいと思います。

    今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。

    光世証券株式会社

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