債券相場は超長期債が下落。財政規律重視派の石破首相が辞任を表明し、財政拡張懸念から売りが優勢だった。
一方、中・長期債は、先週末の米雇用統計の結果を受けて長期金利が大きく低下した流れに加えて、自民党総裁選日程に絡んで日銀の10月利上げの可能性が低下したことで買い優勢だった。
目先、追加利上げの先送りと財政拡張への懸念が意識されイールドカーブはスティープニング圧力が高まるとの見方。OIS市場では日銀年内利上げ織り込みは45%付近と、一時70%を超えていた8月下旬から低下した。
ただ、朝方発表の4-6月の実質GDPが上方修正され、物価も高止まりしていることから、日銀は10月の展望リポートで成長率、物価見通しともに上方修正するとみられ、買い動きも限られるのではとの声も聞かれた。
【メモ】
☆石破首相が辞任表明、日米関税交渉に区切りで決断-「後進に道」(Bloomberg)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-09-07/T27MKOGP493500
☆4~6月実質GDP上方修正、個人消費上振れ-日銀の利上げ路線支え(Bloomberg)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-09-07/T1WIJ4GOYMTQ00
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