債券相場は超長期債が大幅下落。この日の20年債入札の低調な結果を受けて売りが強まり受けて新発40年国債利回りは3.6%、30年国債利回りも3.14%と前日から10bpt以上の上昇となり過去最高水準を更新した。
引き続き生保など投資家の様子見姿勢が強く、入札では最低落札価格は予想を大きく下回ったほか、不調を示すテール(落札価格の最低と平均の差)も1円14銭と1987年以来の水準に拡大した。
一方、日銀はこの日、銀行と証券会社との債券市場参加者会合を開催したが(21日は機関投資家などの実務担当者と行われる予定)、6月の金融政策決定会合で行う国債買い入れ減額計画の中間評価に向けた意見は、減額ペースの加速・減速など緩急様々な内容となり、市場の材料とはならなかった。日銀は市場の動向や機能度を含めて点検し、計画修正の是非や来年4月以降の方針を議論する。
【メモ】
☆20年債入札(192回、CPN2.4%)落札結果
最低落札価格98円15銭(2.540%)、平均落札価格99円29銭(2.453%)、応札倍率2.5倍(前回2.96倍)、(事前予想価格99円80銭)
☆「債券市場参加者会合」(第22回)金融市場局説明資料
https://www.boj.or.jp/paym/bond/mbond_list/mbond250520.pdf
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