円安ドル高が日本株を押し上げる(2017年1月19日)

株式市場概況

TOPIX指数は前日比+14.29ポイント(+0.94%)の15528.15ポイントで一日の取引を終えました。昨晩のイエレンFRB議長の講演やベージュブックで米国の景気の強さに触れられたことから、米ドルが強含み、ドル円で114円中盤まで円安ドル高が進んだことが、日本株の買い要因となりました。

セクター別では海運、銀行、水産・農林が上昇、原油価格下落の影響から鉱業、石油・石炭が下げました。スタイルインデックスではバリュー、TOPIX30などトランプラリーで買われたものが強かった一方で、小型株が弱めに推移し、マザーズ指数は観察しているスタイルインデックスで唯一の下落となりました。


個別株では東芝(6502、前日比‐46.1円、終値242.3円)と大幅安となりました。原発の損失額が7,000億円に上るという見方が浮上したことが嫌気されました。日経新聞の朝刊で有力スポンサーが法的整理案を提案していることが報じられたタカタ(7312、前日比‐150円、終値717円)は、ストップ安となりました。空売り調査会社のウェル・インベストメンツ・リサーチが売り推奨を出したユーグレナ(2931、前日比‐41円、終値1,176円)と、下げ幅が大きくなりました。

 

マザーズ市場概況

マザーズ指数は前日比-6.49ポイントの965.33ポイントと下落して一日の取引を終えました。マザーズ市場の上昇銘柄数は94(43.1%)、下落銘柄数は116(53.2%)、変わらずは8(3.7%)、騰落レシオ(25日)は102.77、売買代金は前日比-160億円の675億円となりました。

下落寄与度上位銘柄はそーせいグループ(4565、前日比-180円、終値13260円)、Gunosy(6047、前日比-194円、終値2051円)、CYBERDYNE(7779、前日比-15円、終値1584円)となり、上昇寄与度上位銘柄はベイカレント・コンサルティング(6532、前日比58円、終値1193円)、JIG-SAW(3914、前日比140円、終値6760円)、シリコンスタジオ(3907、前日比345円、終値4100円)、売買代金上位はマイネット(3928、前日比-40円、終値3300円)、Gunosy、アスカネット(2438、前日比6円、終値1423円)となりました。

マザーズ先物は前日比-3.5ポイントの966.5ポイントで一日の取引を終えました。出来高は896枚でした。

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