来年2017年の秋に、中国で共産党大会が行われます。党大会の年は株価のパフォーマンスが良いでしょうというようなことが言われますが、実際はどうなのでしょうか?上海総合指数の月別パフォーマンスのピボットテーブルを作成し、観察してみました。
まずは数値のとれる1991年以降のパフォーマンスを見てみます。1990年代には月に100%以上指数が上がることもあったことが見えたり中々興味深いです。月別の平均を集計した「月平均」の欄を見ると、7月、9月、10月が弱いことが分かります。
次に共産党大会が行われた年の動向を見てみます。月間平均の収益を見ると、6月から10月はマイナスになっており、党大会に向けて株価が下がるかも知れないという傾向が見えます。
年間収益の平均は通年のものが24%なのに対して、党大会のある年の平均は56%となっています。しかし、1992年の大きすぎる上昇(1991年も上昇していた)、2007年はリーマンショック前でバブルの様相を株式市場が呈したことなどを考えると、この数値を使う際には少し考える必要があるかも知れません。
本資料は、情報提供のみを目的として作成したもので、いかなる有価証券等の売買の勧誘を目的としたものではありません。また、一般的あるいは特定の投資助言 を行うものでもありません。本資料は、信頼できると判断した情報源から入手した情報・データ等をもとに作成しておりますが、これらの情報・データ等また本 資料の内容の正確性、適時性、完全性等を保証するものではありません。情報が不完全な場合または要約されている場合もあります。本資料に掲載されたデー タ・統計等のうち作成者・出所が明記されていないものは、当社により作成されたものです。本資料に掲載された見解や予測は、本資料作成時のものであり予告 なしに変更されます。運用方針・資産配分等は、参考情報であり予告なしに変更されます。過去の実績は将来の成果を予測あるいは保証するものではありません。
光世証券株式会社 金融商品取引業者 近畿財務局長(金商)第14号 加入協会/日本証券業協会